
Webライター検定3級を取ってから1年以上が経過し、クラウドソーシングでの案件が100件を超えました。
厳密にはライター業務だけではありませんが、ワーカー・クライアントとして、それなりにWebライティングの作業を経験しています。
そこで今回は、このWEBライター検定3級が実際に業務にどの程度役に立つのか、経験談を踏まえながらご紹介します。
WEBライター検定3級とは?

クラウドワークスで受験できる無料の検定です。
WEBライターとしての基本が学べる資格となっており、WEBマーケティング会社グリーゼの監修を受けています。
WEBライター検定3級が実際の業務にどう役に立つのか?
まず検定に合格しただけでは、依頼が増えたり、単価が上がったりすることはありません。
ただし、WEBライター検定3級の内容をしっかり記事に反映できる方であれば、クラウドワークスでは非常に重宝されます。
理由の1つとして、クラウドワークスには文章の書き方を学んでいない初心者の方が多いからです。
実際に私がクライアントとしてライターさんを募集したときは、語尾が連続していたり、書く内容の時系列がバラバラだったりする方ばかりでした。
それが悪いわけではなく、ここで重要なのはそういった初心者の方がガンガン案件に応募しているということです。
あなたが少しでも文章を書くルールを覚えていれば、それだけで初心者の方と差をつけることができ、継続依頼や単価アップが期待できます。
もちろんクライアントによって求められるクオリティは異なりますが、これからライティングで稼ぎたい・副業をしたいと考えている方は、WEBライター検定3級を取っておいて損はありません。
WEBライター検定3級を受ける方法
WEBライター検定3級を受けるときの流れは、以下の通りです。
- 講義動画で勉強
- 受験
- 結果の確認
講義動画の視聴・受験に必要なものはクラウドワークスのアカウントだけです。
他に必要なものはありません。
試験場に行く必要もなく、PC1台で自宅にて受験可能。
無料で受験できますが、不合格だった場合は14日間再受験ができません。
合格基準を公開していないので、どれくらいの正答率で合格なのかは不明です。
WEBライター検定3級の難易度は?
説明文を見ると「合格率5%以下の高難度の検定です。」と書かれています。

ただし、実際はそこまで難しいものではありません。
合格率が低いのは難易度ではなく、無料で受けられるという理由で、勉強せずに落ちている方が多数いるからだと考えられます。
事前に講義動画をしっかり見て、内容を把握してから受ければ誰でも合格できる検定です。
WEBライター検定3級で学べることは?
WEBライター検定3級で学べることを具体的にお伝えします。
講義動画は大きく分けて4つです。
- ライティングする前の準備
- 正しい文章の書き方
- 読みやすい文章の書き方
- 分かりやすい文章の書き方
講義動画は検定ページの「事前に講義動画を見る」から視聴が可能です。

ライティングする前の準備
準備編では、以下の内容について学ぶことができます。
- ターゲットをなぜ明確にするのか?
- 執筆ガイドラインはどういったものか?
- 紙とWEBの違いは?
執筆前にターゲットを明確にすれば、伝える情報を絞ることができるので、文章が書きやすくなります。
執筆ガイドラインは、クライアントから渡されるマニュアルのようなものです。
この動画で用語の意味やルールを把握しておけば、案件を受けたときに「わからない」という事態を減らすことができます。
検定で「準備段階でどういったことに気をつけたらいいか?」といったものが出題されるので、準備編の動画もしっかり把握しておきましょう。
正しい文章の書き方
正しい文章というのは「情報や表記を正確に書くことができるか?」というものです。
例えば医学に関する何かしらの情報を載せたとしても、あなたに権威性がなければ、それは情報として正しいとは言えません。
裏付けとして情報を引用する場合もありますが、どこから引用するか、引用元の情報が正しいかどうかなどを見極めることも必要です。
引用ルールや著作権に関する内容を学び、正しい文章を書くスキルを得ることができます。
読みやすい文章の書き方
まず「なぜ読みやすい文章を書くことが大切なのか」という題材から始まり、実際にどうやって書けばいいかを学ぶことができます。
学べる内容は以下の通りです。
- 読みやすい文章の必要性
- 空白行の入れ方
- 見出し・小見出し・目次
- 漢字・ひらがな・カタカナの割合
- 体言止め
- NGな表記方法
- 重複表現
読みやすい文章が書けると、読者に読んでもらえる確率が高くなります。
読者に読んでもらえる文章が書けると、商品を売る機会が増えます。
自身でブログアフィリエイトなどをやる場合は、必須のスキルと言えるでしょう。
またどう書いたらいいか、なにがダメなのかを把握することで、執筆速度も上があります。
検定では重複表現があっている文章や、漢字・ひらがな・カタカナのバランスが良い文章を選択する問題が出題されるため、事前にしっかり把握しておきましょう。
分かりやすい文章の書き方
こちらも「分かりやすい文章がなぜ大切なのか」「実際にどうやって書いたらいいか」について学ぶことができます。
- 一文一義で書く
- 箇条書きの使い方
- 主語と述語
- 修飾語と被修飾語
- 肯定表現・否定表現
- 能動態・受動態
- 接続詞・接続助詞
人間が文章を読む場合、脳は短期記憶を使っているそうです。
長い文章にいくつも情報を入れてしまうと、情報が短期記憶から溢れてしまい、どんな内容だったかわからなくなってしまうとのこと。
ですので、読者にわかりやすい文章を書くスキルがあれば、内容を理解しながら最後まで読んでもらえる可能性が上がります。
検定では例文の中から以下のような問題が出題されます。
- 一文一義になっているものはどれか?
- 否定表現はどれか?
WEBライター検定3級に合格する方法
私が実際に受けてみて、大切だなと思った要素を2つご紹介します。
講義動画を見る
検定に受かるためには、講義動画の視聴が必須です。
問題の7割以上、講義動画の内容から出題されます。
ですので、動画の内容をしっかり把握しておけば、それだけで十分合格できると言えるでしょう。
必ず検定前に、講義動画は視聴するようにしてください。
アウトプットを意識する
精神科医の樺沢紫苑さんが書いた「アウトプット大全」では、インプット3:アウトプット7が最も記憶を定着させるのに効率が良いと述べています。
アウトプットとはインプットした内容を「書く・話す・行動する」ことです。
講義動画を見たら、その内容を書いてみたり、内容を口で説明したりすることで、より記憶の定着率を上げることができます。
WEBライター検定3級に限りませんが、勉強するときはアウトプットを意識して、効率的に記憶させましょう。
WEBライター検定3級に合格した方の声
実際にWEBライター検定3級に合格した方の声をご紹介いたします。
WEBライター検定3級についてまとめ
今回はWEBライター検定3級が実務にどのような影響があるか、ご紹介しました。
私自身始める前は自身がなく、応募するのも億劫な状態でしたが、WEBライター検定3級に合格してからはある程度余裕が持てています。
またクライアントとして募集してみるとライターさんのレベルを把握できるので、自分のレベルと何が違うのか確認ができます。
そこから足りないスキルや知識を学ぶことができるので、試しに一回依頼してみるというのもありです。
募集自体も無料でできるので、興味がある方はこちらの記事も参考にしてみてください。
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