
コロナの影響でテレワークや副業を始める方が増え、それに伴いクラウドソーシングを利用する方も増えました。
ただ興味はあるけど使い方がわからない、本当に稼げるのか不安という方も多いのではないでしょうか?
私自身スキルなしの状態で22年3月頃に始め、同年6月に月1万円達成できました。

月1万円ならそこまで難しくないので、今回はクラウドソーシングで月1万円稼ぐのに必要なこと、おすすめの仕事をご紹介します。
- クラウドソーシングの仕事形式
- スキルなしでも始められる仕事
- 月1万円を効率よく稼ぐ方法
クラウドソーシングとは?
クラウドソーシングは仕事のマッチングサービスです。
企業・個人を問わず、仕事の受注・発注が可能。
スキルなしでできる仕事から専門の仕事まであり、クラウドソーシングの収入をメインとして生計を立てている方もいます。
手数料を取られるのが少しネックですが、クラウドソーシングのおかげで誰でも家で仕事ができるようになりました。
クラウドソーシングの仕事形式は?
クラウドソーシングの仕事形式は、大きく分けて3種類あります。
それぞれ簡単に解説します。
- タスク形式
- プロジェクト形式
- コンペ形式
タスク形式
タスク形式はクライアントとやり取りを必要としない形式です。
内容を確認したら、すぐにクラウドソーシング上で作業が可能。
クライアントが納品物を確認し、承認してもらえると報酬が支払われます。
また作業内容を確認して自分に合わないと感じたらやらなくても問題ありません。
クライアントは納品物のみ確認するため、中断したことはクライアントに伝わらないです。
気軽にできるのがメリットですが、その分報酬が安いのがデメリット。
大きく稼ぐには向きませんが、始めたばかりで作業の感覚を掴みたいという方にはおすすめの形式です。
プロジェクト形式
クライアントと契約を結んで仕事をする形式です。
募集内容を確認して応募し、クライアントと作業内容や納期、報酬について擦り合わせて、合意が取れたら契約に進みます。
契約を結ぶ仕事なのでタスク形式より労力がかかりますが、報酬が高く、納品のクオリティによって契約を継続してもらえる可能性があります。
継続して仕事がもらえると「仕事を探す、応募する、契約する」という手順が省けるため、収益を安定して得られるようになります。
ある程度まとまった金額を稼ぐのであれば、プロジェクト形式は必須です。
コンペ形式
コンペ形式は複数のワーカーが直接制作物を提出し、クライアントに自分の制作物が選ばれたら報酬がもらえるという形式です。
ちなみにコンペは「competition(競争)」という意味です。
主にキャッチコピーやロゴ・デザインの仕事で使われており、専門的なスキルを要することが多いです。
キャッチコピーなどはスキルなしで挑戦できますが、そもそも案件自体が少なく、勝ち取らないと報酬がもらえないため、収益性はよくありません。
スキルなしで始めるには少し難易度の高い形式です。
おすすめの仕事形式は?
月1万円を目指すのであればプロジェクト形式がおすすめです。
まずコンペ形式は専門的なスキルを必要とすることが多く、スキルなしでできる案件が少ないため、必然的にタスク形式かプロジェクト形式になります。
タスク形式は1日300~400円を目標に作業すれば月1万円目指せますが、数をこなす必要があります。
クライアントとのやり取りが苦手な人は、タスク形式の方が合っているかもしれません。
ただ効率はあまりよくないです。
ですので、効率よく稼ぎたいというのであればプロジェクト形式がおすすめです。
スキルなしで始められる仕事は?
私がスキルなしの状態で挑戦した仕事を簡単に紹介します。
- データ入力
- アンケート
- 文字起こし
- WEBライティング
- 台本作成
- 動画編集
データ入力
データ入力はECサイトなどから、特定の情報をExcelやスプレッドシートに入力していく仕事です。
例えばメルカリで特定のキーワードを検索し、一番価格が安い商品の発売日、商品名、価格を入力するなど。
タスク形式だと単発で数件、プロジェクト形式だとまとめて数百件ほどお願いされます。
報酬は1件約5円~10円。
スキルなしでもコツコツやればそれなりの金額になりますし、スクレイピングなどのスキルを身に着ければ、作業効率も報酬も倍以上になります。
アンケート
アンケートは特定の質問に回答する仕事です。
アンケートは選択型と記入型の2種類あります。
選択型はあらかじめ選択肢が用意されていて、その中から回答を選ぶもの。
ご自身の体験・知識がなくても回答できることが多いです。
ただ簡単作業のため1件5円など報酬は低め。
記入型は質問に対して自分で入力するもので、最低文字数が決められています。
ピンキリですが1件50円~300円前後。
ただ同じ文字数ならライティングの仕事をした方が報酬は高い場合があります。
案件を選ぶときは文字数と報酬はしっかり確認しましょう。
テープ起こし(文字起こし)
テープ起こしは音声をテキストに起こす仕事です。
起こし方に複数のやり方、ルールがあり、聞き取るのが難しい音声もあるため、上記2つよりは難易度が高めです。
ただ最近はAIによる自動文字起こし機能が発達しているため、音声がクリアであれば効率よく稼ぐことが可能。
報酬も比較的高めで100分5000円の案件もあります。
ただ案件自体はそこまで多くないので、競争率高いのがデメリットです。
案件があって契約が取れるのであれば、効率よく稼げる仕事になっています。
WEBライティング
WEBライティングは、クライアントが指定したテーマについて記事を書く仕事です。
初心者におすすめの仕事として紹介されることが多いですが、最初は正直稼げません。
仕事を継続して単価が上がっていくパターンが多く、クラウドソーシングだと手数料も取られるからです。
例えばクラウドソーシングだと文字単価1円で高い方なのですが、1時間で1,000文字書けても手数料が引かれるため時給1,000円以下です。
また記事の構成、リサーチ方法、文章の書き方、誤字・脱字の確認方法を知らずに、1時間で1,000文字書ける方は少ないです。
ですので、WEBライティングで稼ぐのであれば練習と継続が必要。
ただリサーチと執筆を繰り返すことで、知識やスキルを身に着けられるメリットはあります。
文章を書くのが好きで、モチベーションを維持できるのであれば、WEBライティングがおすすめです。
台本作成
台本作成は、動画の台本を作成する仕事です。
作業内容はライティングと似ていますが、台本にはさまざまな種類があります。
例えばまとめ動画の台本だとスレッドをコピペして作るため、自分で執筆する部分がほとんどありません。
また話を創作する台本もあり、テーマに沿ってストーリーを作れる方なら、実体験がなくても台本が作れます。
台本次第ですがライティングほどルールが細かくなく、ラフな文体で書けることも多かったので、個人的にはライティングより簡単に感じました。
文字単価はほぼライティングと同じで0.5円~1円、1本4000文字~8000文字など。
執筆できるテーマがあれば、ライティングより効率良く稼げるかもしれません。
動画編集
動画編集は、クライアントの要望通り動画を作成する仕事です。
スキル必要じゃない?と思うかもしれませんが、それは作る動画によります。
私がやったものだとゆっくり解説動画や切り抜き動画がありました。
覚えたのは基本操作くらいですが、上記の動画編集で報酬は貰えています。
またやり方がわからなくても、検索したら解決できるものも多かったです。
ゆっくり解説動画だと1本4000円前後、切り抜き動画だと3~5分で500円くらいです。
作る動画によってそれなりのPCスペックを求められたり、有料の編集ソフトがないと契約できなかったりするのがデメリット。
作業時間と報酬のバランスは良い仕事なので、環境を整えられるのであればおすすめの仕事です。
【クラウドソーシング】YMM4の動画編集って稼げるの?報酬や作業内容について解説!
作業をするのに便利なツール
上記の仕事をやる上で便利だと思ったツールをいくつか紹介します。
ChatGPT
最近話題になっている対話型のチャットボットです。
幅広い質問に答えてくれることから、新しいリサーチ方法としてさまざまな仕事に役立っています。
クラウドソーシングの仕事に応用も可能で、執筆・リサーチが必要な仕事に活用できます。
上記の仕事だとアンケート、WEBライティング、台本作成など。
ただジャンルによって情報が正しいとは限らないため、注意が必要です。
他の検索エンジンの結果と情報を照らし合わて、活用しましょう。
テキスト読み上げツール
書いた文章を音声で読み上げてくれるツールです。
これは書いた文章の誤字・脱字など、ミスをチェックするのに使います。
有料のものだとWord、無料のものだとAmazon Polly、音読さんなどがあります。
・Word(Microsoft 365)
Amazon Polly

・音読さん

文章は目で確認するとミスに気づけないことが多いです。
音で確認すると違和感に気づきやすく、ミスを減らせます。
ミスがない状態で納品できれば修正の必要がないので、作業効率も良くなります。
もし文章にミスが多くて悩んでいる方は、一度音声チェックを試してみてください。
Vrew
Vrewは動画や音声をテキストに起こしてくれる無料ツールです。

無料ツールなのに正確性が高く、会員登録すれば制限なしで利用が可能。
またVrew単体でテロップ入れもできるため、簡単な動画編集もできます。
テープ起こしでは「Vrewが使える人」として募集している案件もあるため、使い方を覚えておいて損はありません。
テープ起こしに挑戦したい方は、Vrewの使い方は覚えておきましょう。
無料の動画編集ソフト
動画編集の仕事をする場合、ソフトの指定がなければ無料の編集ソフトでも仕事は可能です。
・YMM4(ゆっくり解説動画)

・Aviutl(動画編集全般)
・DaVinci Resolve(動画編集全般)
YMM4はゆっくり解説動画に特化しており、AviutlやDaVinci Resolveは動画編集全般、切り抜き動画などの仕事ができます。
上記でも書きましたが、基本の操作だけでもできる仕事はたくさんあります。
もし合わなくても、無料なので損失はほぼありません。
合わないとわかることも経験値になるので、動画編集に興味がある方は、まずは無料のもので試してみてください。
効率よく月1万円稼ぐためにしっておきたいこと
効率よく月1万円稼ぐために、しっておきたいことについていくつかご紹介します。
自分に合う仕事を把握する
スキルなしでできる仕事はいろいろありますが、どんな仕事が合うかはやってみないとわからないことが多いです。
楽しめない仕事を無理してやっても続かないので、合わないと思ったら別の仕事に挑戦しましょう。
アルバイトは雇用契約なのですぐ辞めるのは難しいですが、クラウドソーシングは業務委託契約なので、1つ契約が終わったら別の契約をしても何ら問題はありません。
モチベーションを維持するためにも、自分が「何の仕事ならできそうか」知ることが大切です。
いろいろな仕事に挑戦して、自分に合う仕事を探してみてください。
作業内容・報酬・クライアントは必ず契約前に確認する
同じ仕事・報酬でも作業内容が違う場合があります。
例えば動画編集だと、素材の用意、切り抜きシーンの選定をクライアントとワーカーどちらがやるかによって、作業時間が大きく変わります。
報酬が同じだった場合、クライアントが用意してくれる案件の方が効率よく稼げます。
スキルアップなど何かしら目的があれば別ですが、稼ぐのが目的であれば簡単な方を選びましょう。
またクライアントがどんな評価を受けているか、確認するのも大切です。
募集内容が魅力的でも、蓋を開けたら別の作業をお願いされたり、外部サービスに誘導されたりなんてことがあります。
そのようなクライアントと契約してしまうと作業が長引いてしまったり、トラブルに巻き込まれてしまったりする可能性も高いです。
ですので、必ず契約前に作業内容、報酬、クライアントは確認しましょう。
クラウドワークスの悪質なクライアントについて書いた記事があるので、こちらも参考にしてみてください。
手数料についてしっておく
効率よく稼ぐために外せないのが手数料です。
手数料は主にシステム手数料と振込手数料があります。
システム手数料はクラウドソーシングの利用料みたいなもので、契約が成立したら報酬の何%かをマージンとして支払う必要があります。
支払う割合はクラウドソーシングによって異なります。
振込手数料は報酬を銀行に振り込んでもらうときの手数料です。
「振り込み先の銀行がどこか」によって大きく手数料が異なります。
例えばクラウドワークスだと楽天銀行なら100円ですが、他銀行だと500円です。
5回の振込で計算すると、楽天銀行なら500円で済むところが他銀行だと2500円になるため、銀行が違うと2,000円の損になります。
契約・振込の回数が多ければ多いほど、手数料の支払いが増えてしまいます。
ですので、効率よく稼ぐのであれば手数料を把握して、最低限に抑えることが大切です。
クラウドソーシングで月1万円稼ぐまでにかかる時間は?
これは「どの仕事形式でやるか」「1日どれくらい作業時間を確保できるか」によって異なります。
私の場合は、安定して月1万円稼げるようになるまで2~3カ月かかりました。
タスク形式を何個もこなして1日300~400円目指せる方なら、最初の月でも1万円は達成できます。
ただプロジェクト形式の場合、「実績」がないとなかなか契約が取れません。
実績は実務経験を証明するもので、実績が多いと信用が高まり、契約が取りやい傾向にあります。
この実績を積むために、最初はひらすら応募したり、受かるための提案分を考えたりする時間が必要です。
その時間が私は1~2カ月ほど掛かりました。
どれくらい掛かるかは人にもよりますが、3カ月目辺りからは安定して月1万円稼げると思います。
おすすめのクラウドソーシングサイトは?
実際に利用した中でおすすめのクラウドソーシングサービスをご紹介します。
クラウドワークス
クラウドワークスは国内で会員数がNo.1のクラウドソーシングです。
単純に案件数が多く、初心者でも契約を取りやすいのがのがメリットです。
若干システム手数料が高いのでそれがネックですが、実績を積みやすい環境になっています。
初めての方、初めてだけど早めにプロジェクト形式の仕事がしたい方には、クラウドワークスがおすすめです。
ランサーズ
ランサーズはクラウドワークスに次ぐ大手のクラウドソーシングサービスです。
クラウドワークスと大きく違うのはシステム手数料です。
仮に報酬が1万円の仕事を受けた場合、クラウドワークスとランサーズの手取りは以下の通りです。
報酬 | 手数料の掛け率 | システム手数料 | 消費税(10%) | 手取り |
11,000円(税込み) | 20% | 11,000*20%=2,200円 | 2,200×10=2420 | 11,000-2,420=8,580円 |
11,000円(税込み) | 16.5% | 11,000*16.5%=1,815円 | なし | 11,000-1,815=9,185円 |
同じ報酬の仕事であれば、ランサーズの方が報酬は高くなります。
クラウドワークスほど募集は多くありませんが、契約できる仕事があるなら、ランサーズの方が稼ぎは大きくなります。
スキルなしで月1万円稼ぐ方法まとめ
今回はスキルなしで月1万円稼ぐ方法まとめについてご紹介しました。
- クラウドソーシングとは?
- クラウドソーシングの仕事形式
- スキルなしで始められる仕事
- 効率よく月1万円稼ぐためにしっておきたいこと
- 月1万円稼ぐまでにかかる時間
- おすすめのクラウドソーシング
月1万円は誰でも目指せる金額です。
クラウドソーシングはやりたい仕事を自由に選べるので、モチベーションも維持しやすいのもメリット。
また良いクライアントさんだと丁寧にフィードバックしてくれることもあるので、最初は初心者でもスキルを身に着けて徐々にスキルありになれる可能性もあります。
自分のペースで成功体験を得られる環境になっているので、副業や在宅ワークをお考えの方はぜひ挑戦してみてください。
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