
スキルなしでできる仕事のなかに、データ入力があります。
特定のサイトから商品名や価格、日付や時間などを調べて記入していくという作業です。
ただデータ入力と言っても、クライアントによって扱う情報が異なります。
- どんな商品を調べるの?
- どれくらい時間がかかるの?
- 報酬はどれくらい?
このような疑問をお持ちの方に「データ入力のやり方や相場」について、詳しく解説していきます。
データ入力とは?

データ入力は、クライアントから指定された商品や情報をリサーチして、それをExcelやスプレッドシートに記入していくという作業です。
報酬は1件につき〇円という形で支払われ、契約では100~500件単位でまとめてお願いされることが多いです。
単価は安いですが、スキル不要でできるため、初心者に人気の仕事です。
データ入力の種類は?
データ入力といっても、クライアントによってリサーチする内容はさまざまです。
- 企業・商品のリサーチ
- 商品の出品登録
- 特定のデータ収集
1つずつ解説していきます。
企業・商品のリサーチ
こちらは特定の企業や商品の情報を調べて、入力していく作業です。
- 会社名
- 従業員数
- 電話番号
- 業務内容
- 給料
- 商品名
- 価格
- 発売日
- 商品番号
- 支払い方法
こういった内容を調べて、記入したものを納品するという作業。
特別必要なスキルもないため、簡単なPC操作ができれば誰でも可能です。
商品の出品登録
クライアントに変わってメルカリやBUYMA、Amazonなどに商品を出品する作業です。
出品の流れについてはマニュアルがあり、商品情報の入力方法や、価格の設定方法はクライアントが教えてくれます。
画像の加工をお願いされる場合もありますが、そちらもテンプレートに合わせて進めることが多いため、難しい作業はありません。
ネットに出品する流れを学べるので、将来ネット販売を考えている方にはオススメの作業です。
特定のデータ計測・形成
クライアントが運営しているブログやサイトのデータを、Excelなどに入力していく作業です。
- アクセス数
- クリック数
- 平均CTR
- 集客サマリー
- セッション数
Googleアナリティクスなどにアカウントを追加してもらい、指定された項目の数値を計測していきます。
またクライアントがダウンロードしたデータを参照して、要望通りの形に整えるという作業もあります。
案件によっては関数を使用する場合もあるため、少し難易度が高めです。
ただそういった場合は他のデータ入力より報酬が高いので、プログラミングや関数が扱える方にオススメの作業です。
データ入力の相場は?

内容によって異なりますが、1件10円~50円に設定している方が多いです。
基本的には100~500件などまとめて契約することが多いため、プロジェクト形式だと1,000~2,500円。
作業スピードが早ければ早いほど稼げる金額は大きくなります。
データ入力に必要なスキルは?
スキルなしでできる仕事ですが、プログラミングができると作業速度が倍以上になります。
もしデータ入力で稼ぎたいと思っている方はプログラミンの学習もおすすめします。
スクレイピング
こちらは特定のサイトから必要な情報を収集する技術です。
収集した情報をエクセルに自動で入力したり、得た情報を必要なものだけに変換したり、さまざまなことができます。
スクレイピングしやすい言語としてpythonが有名ですが、他の言語でもスクレイピングは可能。
データ入力の仕事以外にも応用できる技術なので、覚えておいて損はありません。
RPA
RPAはロボティック・プロセス・オートメーションの略で、簡単に言うと作業を自動化することです。
例えばスクレイピングで得た情報を何かしらのソフトウェアに入力する作業があった場合、量によってはとてつもない時間がかかります。
こういった作業を自動化する技術かRPAです。
こちらもpythonのライブラリ(pyautogui、seleniumなど)を使えば簡単にできることが多く、データ入力でやる作業をプログラムで動かすことができます。
データ入力の作業を効率化したい方にはおすすめのスキルです。
データ入力のメリット・デメリットは?
メリット
- スキルなしでできる
- 作業速度で報酬が上がる
- 何のためにデータ収集しているか学べる
まず何といってもスキルなしでできるのが魅力です。
初心者の方でも受注しやすく、プロジェクト形式の仕事であれば実績になります。
データ入力で実績を増やしておけば次の仕事に繋げやすいです。
またクライアントがそのデータを何に使うのかある程度わかります。
どの仕事でもデータを使うことはあるので、データを使った仕事がどういうものか学べるのも魅力の1つです。
デメリット
- 報酬が安い
- 本業にはできない
- 応用は難しい
一番のデメリットは報酬が安いことです。
手動だとどうしても時間がかかり、あまり多くの報酬は得られません。
より多く稼ぎたいというのであれば、プログラミングや自動化のスキルが必須です。
また手動の作業はほとんどコピペやキーボード入力の作業なので、別の仕事へ応用するのは難しいかもしれません。
クラウドソーシングでデータ入力を始めるには?
データ入力ができるおすすめのクラウドソーシングサービスをご紹介します。
クラウドワークス
クラウドワークスは会員数No.1のクラウドソーシングサービスです。
2022年8月現在でデータ入力の仕事が450件以上存在しており、とりあえずデータ入力の仕事がやりたいという方にはおすすめです。
なお、クラウドワークスの始め方やクライアントの見分け方については別記事にて詳しく解説しています。
【初心者】クラウドワークスの始め方は?登録方法や作業前の準備について詳しく解説!
【クラウドワークス】悪質なクライアントの見分け方!失敗しない契約方法を解説!
ランサーズ

ランサーズもクラウドワークスに並ぶ大手クラウドソーシングサービスです。
2022年8月現在でデータ入力の仕事が200件以上存在しています。
案件の数はクラウドワークスより少ないですが、ランサーズはシステム手数料が安いです。
詳細は省きますが、同じ報酬の仕事であれば貰える金額はランサーズの方が高くなります。
データ入力になれて、より報酬を増やしたいという方はランサーズの方がおすすめです。
クラウドソーシングでデータ入力を始めてみよう
今回はクラウドソーシングを利用して、データ入力で稼ぐ方法についてご紹介しました。
- データ入力の作業内容
- データ入力の報酬
- データ入力に役立つスキル
- おすすめのクラウドソーシング
スキルなしでできる作業はいくつかありますが、その中でもデータ入力は初心者でも始めやすい作業です。
データ入力を効率化するためにプログラミングを学べば一石二鳥。
また手作業の場合も報酬は安いですが、基本的なPC操作ができれば誰でもできるため、経験や実績を得たいという方にもおすすめです。
もしクラウドソーシングを始めてみたいけど特にやりたいことがないという方は、データ入力を検討してみてください。
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