
Xserverのファイルを操作するとき、ログインしてファイルマネージャーから直接操作していました。
ただコマンドで、ディレクトリやファイルの操作を行えた方が、利便性は高いそうです。
ですので、今回Tera TermをいうSSHソフトでXserverにアクセスしてみました。
プログラミング初心者なので備忘録的な内容ですが、共有できる情報もあるかと思って記事にしました。
Tera TermからXserverにアクセスしたいという方は、参考にしてみてください。
SSHソフト(Tera Term)とは?
SSHソフトは、リモートマシンへの安全なリモートアクセスや、ファイルの転送など、さまざまな目的に使用されるものです。
Tera Termは数あるSSHソフトの1つです。
データの送信を暗号化できるため、セキュリティを確保してXserver上のファイルにアクセスができます。
シンプルで使いやすいインターフェースが特徴です。
XserverにTera Termでアクセスする方法
全体的な流れは以下の通りです。
- XserverでSSH設定を行う
- Tera Termのインストール
- Tera Termの設定
XserverでSSH設定を行う
まずTera TermでXserverにアクセスするために、XserverのSSH設定を行います。
ログイン後、サーバー管理からアカウントにある「SSH設定」を開きます。

変更の項目から「ONにする」を選択して「設定する」をクリックします。

公開鍵認証用鍵ペアの生成のタブに移動し、パスフレーズを入力して、「確認画面へ進む」をクリックします。

確認画面が表示されるので、「生成する」をクリックします。

これで秘密鍵が生成され、自動的にダウンロードされます。
サーバーID.keyというファイルがダウンロードされるので、任意の場所に保存しておきます。
Tera Termのインストール
Xserverの設定ができたので、Tera Termをインストールします。
こちらのファイル一覧からダウンロードできます。
https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/releases/
23年6月現在4.106が最新のようなので、私は「teraterm-4.106.exe」をダウンロードしました。
exeファイルを実行するとインストールが始まります。
インストールする言語は日本語にしてOKをクリックします。

使用許諾契約書に同意して次へをクリックします。

インストール先はそのまま次へをクリックします。

コンポーネントはよくわからないので、標準インストールのまま次へをクリックします。

ユーザーインターフェースの言語を選択できるので、日本語を選択して次へをクリックします。

スタートメニューにショートカットを作成するか問われるので、作成する方はそのまま次へ、しない方はチェックを入れて次へをクリックします。

さらにショートカットや追加を問われるので、選択して次へをクリックします。

最後に確認画面が表示されるので、問題なければインストールを実行します。

これでTera Termのインストールは完了です。

Tera Termの設定
インストールができたら、Tera Termを起動します。
新しい接続というウィンドウが表示されますが、最初は別の設定を行うため、キャンセルなどで一回閉じてください。

メニューバーの設定からSSH認証を選択します。

認証方式の項目で「RSA/DSA/ECDSA/ED25519鍵を使う」にチェックを入れて、フォルダを開いてXserverからダウンロードした秘密鍵を選択します。

もし「.key」のファイルが表示されない場合は、種類を「全てのファイル」にしてみてください。

「開く」をクリックして先ほどの画面に戻り、OKを押下します。

次にメニューバーの「ファイル」から「新しい接続」をクリックします。

最初に表示されていたウィンドウが表示されるので、ホストとTCPポートを以下のように入力してOKをクリックします。
ホスト | サーバーID.xsrv.jp |
TCPポート | 10022 |

セキュリティ警告が出ますが、そのまま続行で大丈夫です。
認証画面が表示されるので、ユーザー名・パスフレーズを入力し、「RSA/DSA/ECDSA/ED25519鍵を使う」にチェックが入っていることを確認して、OKをクリックします。
ユーザー名 | サーバーID |
パスフレーズ | XserverのSSHで入力したパスフレーズ |

ターミナルにLast login~と表示されていれば接続は完了です。

一度切断し、再接続する場合は、「新しい接続」を入力するところから同じ手順が必要です。
Tera Termを使った簡単なファイル操作
Tera TermでXserverにアクセスできたので、簡単なファイル操作の練習をしてみます。
Tera Termでディレクトリを変更して、public_html内にあるlicense.txtを表示するというものです。
ファイルマネージャーで見ると以下のファイルです。

まずcdコマンドでpublic_htmlに移動します。

移動出来たら、catコマンドでlicense.txtの内容を表示します。

WordPressのlicense.txtを表示できました。

XserverにTera Termでアクセスする方法まとめ
今回はXserverにTera Termでアクセスする方法についてご紹介しました。
- SSHソフト(Tera Term)とは?
- XserverにTera Termでアクセスする方法
- XserverでSSH設定を行う
- Tera Termのインストール
- Tera Termの設定
- Tera Termを使った簡単なファイル操作
Tera Termを使えば安全に接続して、Xserver上のファイルを操作できます。
まだ具体的に何かしたいわけではないですが、今後も使用例などがあれば紹介していきたいと思います。
Xserver上のファイルをコマンドで操作して見たい方はぜひTera Termを使ってみてください。
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