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【クラウドソーシング】画像生成AIの案件を受けるには?必要なスキルや作業内容について

画像生成AIで稼ぐ方法の1つに、クラウドソーシングがあります。

クライアントの依頼に沿って画像を生成し、報酬を貰うというもの。

自分でコンテンツを販売するより即金性が高く、最近は案件も増加傾向にあります。

しかし、初めての方は不安で、なかなか応募できない方も多いのではないでしょうか?

・どの程度のスキルがあれば案件を受けられるのか?
・いくら稼げるものなのか?
・どんな作業をさせられるのか?

そこで今回は、実際に画像生成AIの仕事をした経験から、必要なスキルや作業内容について詳しくご紹介します。

クラウドソーシングの画像生成AI案件ってどんな内容?

クラウドソーシングの画像生成AIの案件は、クライアントが作成したいコンテンツのお手伝いがメインです。

内容はクライアントよって異なり、YouTubeの漫画、ピタ止め動画の素材、写真集、アダルト系コンテンツなど。

単価は案件次第ですが、安くて1枚10円、高くて1000円近いものがあります。

画像生成AIを行える環境があれば誰でもできる仕事ですが、効率よく収益を得るには、それなりにスキルや知識が必要です。

クラウドソーシングの画像生成案件って稼げるの?

こちらは私が利用しているクラウドワークスの報酬画面です。

現在ほぼ画像生成の案件のみやっていますが、副業で月5~7万前後は安定して収益が得られています。

※2023年9月のクラウドワークスの報酬

ただし、案件の選び方や、Stable Diffusionをどの程度使えるかによって、報酬は大きく異なります。

最初は適正単価を知らず激安案件を受けたり、知識不足でクライアントが求める画像を生成できなかったりなんてことも多々ありました。

ですので、画像生成AIで収益を得たいのであれば、案件の選び方や、Stable Diffusionのスキルについて学ぶことが大切です。

クラウドソーシングで画像生成AIの案件をやるのに必要なスキルは?

ここでは実際に作業をした経験から、使えた方が良いと思うスキルについてご紹介します。

  • 基本的なStable Diffusionの使い方
  • 商用利用可能なモデル・LoRAの知識
  • img2imgのインペイント
  • プロンプトのランダム生成
  • lama cleanerの使い方
  • 一括高画質化
  • 同一人物の生成

基本的なStable Diffusionの使い方

画像生成AIツールはさまざまなものがありますが、商用利用可能なモデルや使いやすさなどからStable Diffusionを利用している方が多いです。

ですので、まずはこのStable Diffusionを利用するための環境構築や、基本的な使い方を知る必要があります。

基本的な使い方は、以下のようなものを指します。

  • Stable Diffusionを使える環境構築(AUTOMATIC1111・ComfyUIなど)
  • モデルの導入・使用方法
  • プロンプト・ネガティブプロンプトの入力方法
  • VAE・ClipSkipの効果
  • hires.fixの使い方
  • 各パラメータの効果・値による違い
  • 拡張機能のインストール方法

全部の仕組みや内容をしっかり覚える必要はなく、「どこをいじるとどんなことができるのか」を把握しておくことが大切です。

例えば高画質化できるhires.fixはどの案件でもほぼ使用するため、Upscalerの種類や効果について知っておくと、狙った画像が生成しやすくなります。

また、プロンプト・ネガティブプロンプトも生成する画像によってある程度定番化したものが存在します。

そういったレパートリーを多く知っておくと作業効率化につながり、時給単価を上げられる可能性があります。

まずはStable Diffusionが利用できる環境を整えて、SNSなどで公開されている画像をどうやったら作れるのか試してみてください。

商用利用可能なモデル・LoRAの知識

クライアント側はコンテンツの制作が目的なので、商用利用可能なモデルや画像生成AIそのものについて知識がない方が多いです。

後から商用利用不可のものを使っていたことが判明した場合、契約トラブルから著作権違反、損害賠償などの問題になりかねません。

ですので、商用利用可かどうかの判断は、ワーカー側が気を付ける必要があります。

基本的にはモデルを提供しているサイト上でライセンスが確認できるので、そちらを確認してから利用するようにしましょう。

インペイントの使い方

インペイントは、生成した画像の一部を修正、または別のものに再生成できる技術です。

TikTokやYouTubeのピタ止め動画にはインペイントが使われており、着衣・脱衣状態の画像生成をして欲しいという案件は比較的多いです。

また崩れてしまった画像は新たに生成するより、インペイントで修正した方が早い場合もあります。

何かとインペイントを使う機会があるので、使えるようにしておきましょう。

プロンプトのランダム入力

プロンプトのランダム入力を扱えるようになると、画像を大量生成するときに便利です。

例えば「制服の女性」で、制服の柄・色・髪の毛・表情・体系・ポーズは画像ごとに変化させるという依頼があったとします。

1枚生成してプロンプトを書き換え、また生成するといったやり方だと効率が悪いです。

「制服の女性」は固定して、他の要素をランダム入力にすれば、一括で異なる画像を生成できます。

大幅に作業効率が上がるため、画像を大量生成する場合は、ランダム入力は必須のスキルです。

一括高画質化

Stable Diffusionには、画像を高画質化する方法として「hires.fix」があります。

PCスペックが高い方は、hires.fixを常にONにして生成している方もいますが、画像生成はランダム性が高いため、納品に使えない画像まで高画質化してしまう可能性が高いです。

ですので、通常は低画質の状態で生成したあと、ある程度形が整っているものを厳選し、後から一括で高画質化した方が効率は良くなります。

img2imgのバッチ機能を使えば、生成したときのメタ情報を維持したまま高画質化ができるので、覚えておくと便利です。

lama cleanerの使い方

lama cleanerは、画像内の特定のオブジェクトなどを違和感なく削除できるツールです。

例えば指が6本の画像ができてしまった場合、通常は再生成、もしくはインペイントで修正する方が多いです。

しかし、これらの方法はランダム性が高いため、修正に時間がかかってしまう場合があります。

そんなときは、lama cleanerで消してしまった方が早いことも多いです。

インペイントとlama cleanerどちらがいいかは画像次第ですが、どちらも使えるようになっておいた方が作業効率はあがります。

同一人物の生成

同一人物の生成ができるようになると、ストーリー性のある画像生成の案件を受けることができます。

この案件は非常に難しいため、単価も高いものが多いです。

同一人物の生成には、ControlNetのreferenceという機能を使い、必要に応じてLoRAやシード値を調整します。

また同一人物を生成だけではなく、シチュエーションの再現も必要になるため、モデルとの相性、プロンプトの組み合わせなど、総合的なスキルや知識が必要です。

さらに途中で人物の変更ができないため、事前にしっかり計画を立てておくことも大切。

より上級者としてスキルアップを目指したい方は、同一人物の生成にも挑戦してみてください。

クラウドソーシングにある画像生成AI案件の選び方は?

クラウドソーシングで画像生成AIの案件を選ぶポイントについて、いくつかご紹介します。

サンプルがあるか確認する

初めて案件を受ける場合、どんな画像を生成するのかわからないと、作業に不安を感じてしまいます。

サンプルが掲載されている案件を受けるか、なければサンプルが貰えるか確認しましょう。

SNS上の画像はほぼプロンプトを確認できませんが、クライアントから直接渡されるサンプルはメタデータが残っているものも多いです。

それを見れば特定の要素を引き継ぎ、変更したい部分だけ指定して案件の納品物を作ることも可能。

明確なゴールがあれば作業がしやすいため、最初はサンプルがある案件を受けましょう。

単価は最低1枚50円が目安

練習や経験を積むといった目的を除いた場合、最低でも1枚50円以上の案件をおすすめします。

理由はクオリティやランダム性があることを考えると、1枚50円でやっと時給1,000円に届くかどうかだからです。

実際に作業してみるとわかりますが、ピタ止め動画みたいにインペイントを使用する案件の場合、1枚50円でも時給1,000円はギリギリです。

通常の画像生成でもランダム性や修正の手間を考えると、時給1,000円に届かないこともあります。

ですので、収益を目的とする場合は、最低でも50円以上を目安にしておきましょう。

契約前にAIで生成不可のものがないか確認

クライアントは画像生成AIについて理解がない方が多いため、画像生成AIでは生成が難しいポーズや表現を指定してくることがあります。

実際に依頼されたものだと「服を途中まで脱がせた画像」がありました。

服を途中まで脱がせるプロンプトはいくつかありますが、指定されたのは「背中まで脱いでいる状態」という細かいもので、それをプロンプトだけで再現するのは困難です。

やり方次第でできなくもないですが、商用利用不可の技術だったり、報酬に合わない作業量になったりするケースもあります。

ですので、契約前に具体的な画像生成の内容について擦り合わせを行い、後から生成できないということがないようにしましょう。

画像生成AIの案件が受けられるクラウドソーシングは?

2023年10月現在、画像生成AIの案件をやるなら、クラウドワークス一択です。

単純に案件が一番多くて、作業できる可能性が一番高いからです。

よく比較されるランサーズも時期によって案件はありますが、画像生成AIの募集は1件だけなんてことが多々あります。

またココナラも、how to系の商材はよく売れていますが、画像生成については競合が多く、なかなか売れません。

ですので、画像生成の案件を受注して報酬を得るのが目的であれば、クラウドワークスが一番おすすめです。

CrowdWorks(クラウドワークス)

クラウドソーシングの画像生成AIの案件についてまとめ

今回はクラウドソーシングの画像生成AI案件について、詳細をご紹介しました。

まとめ
  • クラウドソーシングの画像生成AI案件ってどんな内容?
  • クラウドソーシングの画像生成案件って稼げるの?
  • クラウドソーシングで画像生成AIの案件をやるのに必要なスキルは?
  • クラウドソーシングにある画像生成AI案件の選び方は?
  • 画像生成AIの案件が受けられるクラウドソーシングは?

Stable Diffusionの基本的な使い方を知っている方なら、誰でもできる案件です。

内容によりスキルや知識が必要ですが、案件をこなしていけば自身のスキルアップにつながります。

そうすればオリジナルコンテンツを作って販売することも可能なので、画像生成AIをビジネスに活用したいと考えている方はぜひ挑戦してみてください。

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