
ゆっくり解説などで風景が変わるときに、トランジションを入れて切り替えることがあります。
トランジションを入れると、違うシーンを自然につなげることが可能。
- YMM4を使い始めたけど、シーンチェンジのやり方がわからない
- エフェクト使うのって難しそう…
今回はこのような方に向けて「YMM4だけでできるトランジションのやり方」について解説していきます。
トランジションとは?
このように画面が切り替わるときに、自然とつながるようにするエフェクトです。
トランジションによって動画を華やかにしたり、テンポを良くしたりする効果があります。

YMM4のインストール&ダウンロード
こちらのサイトから「ゆっくりMovieMaker4をダウンロード」をクリックでダウンロードができます。

任意の場所に解凍して、「YukkuriMovieMaker.exe」から起動が可能。
アップデートが表示された場合は、更新してください。
トランジションに使う素材の準備
今回は背景を切り替えるときにトランジションを使ってみようと思います。
画像はフリー素材などから、お好きなものを2つ用意してください。
以下のサイトから商用利用可能の画像を検索できます。

YMM4でできるトランジションは?
YMM4単体でできるトランジションは以下の通りです。
- フェードイン・フェードアウト
- 場面切り替え
- トランジション動画
1つずつ解説していきます。
フェードイン・フェードアウト
フェードイン・フェードアウトは映像を徐々に映したり、消したりするエフェクトです。
まずYMM4に画像素材を取り込みます。
タイムライン上部にある画像アイコンから、フリー素材の画像を選択。

タイムライン上にレイヤーをずらして並べます。(同じレイヤーでも可)

まず左側の画像にフェードアウトをかけていきます。
画像を選択した状態で、右側の設定から「フェードアウト」を1秒に設定。

次に右側の画像素材を選択した状態で、「フェードイン」を1秒に設定します。

切り替えのときに、画像がフワっと表示されるようになりました。

フェードイン・フェードアウトはシンプルですが、違和感なく素材をつなげることができます。
秒数を変えれば、エフェクトがかかる長さの変更が可能です。
作る動画の内容に合わせて、いろいろ設定を変えてみてください。
場面切り替え
エフェクトの「場面切り替え」という効果を使って、さまざまなトランジションを作れます。
こちらは画像単体で設定が可能。
まず画像素材を選択した状態で、右側メニューの「エフェクト」に「場面切り替え」を追加します。
- 「+」ボタン
- 登場退場
- 場面切り替え

次にパターンやぼかし度などを設定していきます。

パターン | エフェクトの種類 |
ぼかし度 | エフェクトのかかり具合 |
登場時 | 素材の最初にエフェクトがかかる |
退場時 | 素材の最後にエフェクトがかかる |
効果時間 | エフェクトをかける時間 |
アスペクト比を維持 | 長辺と短辺の比率を維持 |
パターンを「ワイプ横」にして、他の設定はそのままにした場合、このようなエフェクトがかかります。
パターンによるエフェクトの違い
パターンを変えるだけで、いろいろな演出ができます。
ワイプ縦
四角
円
時計回り
パターンの素材を増やす方法
吉里吉里Zやニコニ・コモンズなどから、フリー素材をダウンロードできます。
吉里吉里Zの素材は、下記サイト「吉里吉里2」にある「translib2.lzh」をダウンードしてください。
ニコニ・コモンズでは「場面切り替え」などで検索して、使いたい素材を探してみましょう。
ダウンロードした素材を「YukkuriMovieMaker4\Resources\Transition」のフォルダ内に追加します。
パターンの横にあるフォルダアイコンからも開けます。

YMM4を再起動すれば、ダウンロードした素材のパターンが追加されているはずです。
右渦巻き
種類が多いので全部は紹介できませんが、これでさまざまな演出ができます。
作成する動画の内容に合わせて、いろいろ試してみてください。
動画素材を使ったトランジション
こちらは動画素材を使ったトランジションのやり方です。
まずニコニ・コモンズからトランジション用の動画素材をダウンロードします。
今回はこちらの素材をお借りしてトランジションを作りました。
まずこのように画像素材を並べます。

次に画像素材のつなぎ目に合わせて、下のレイヤーに動画素材を追加します。

これだけでもトランジションとして機能する動画素材もあります。
ただ今回の素材はこのままだと緑色の部分が残ってしまうので、「クロマキー」で緑色の部分を分離させます。
動画素材を選択した状態で、「エフェクト」に「クロマキー」を追加しましょう。
- 「+」ボタン
- 合成
- クロマキー

次にクロマキーの設定です。
キー色 | 分離させる色の指定 |
色範囲 | クロマキーをかける範囲 |
境界をぼかす | クロマキーと接してる部分のぼかし |
キー色はスポイトを使うと簡単に色を指定できます。
取り除きたい色が表示されている位置に、バーを移動しましょう。

次に画面上から、分離させたい色をスポイトで取得します。

ポインターが変わるので、分離させたい色の上でクリック。

キー色が分離させたい色と同じになっていれば問題ありません。

「色範囲」は100、「境界をぼかす」にはチェックを入れます。
これはクロマキーに指定した色が残ってしまうのを防ぐためです。

これで設定は完了。
再生してみると以下のような演出ができます。

トランジションのやり方まとめ
今回はYMM4で簡単にできるトランジションのやり方について、3つご紹介いたしました。
参考にした動画はこちら。
トランジションが使えるようになれば、映像をスムーズにつなげて違和感のない映像が作れます。
YMM4単体でもできることは多く、基本的な操作ができればクライアントワークで稼ぐことも可能です。
今後ゆっくり解説などでチャンネルを収益化させたり、動画編集のスキルアップをしたいという方は、是非挑戦してみてください。
また初心者の方でもわかりやすいようにゆっくり解説動画の作り方について、書いた記事があります。
よければこちらの記事も参考にしてみてください。
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