
サイトの運営が難しくなり、売却するか、削除するか迷っている方もいると思います。
サイトを売却できたらお得ですが「手続きが面倒くさそう…」と感じて、サイトを削除してしまう方も多いです。
私も以前、同じ理由でサイトを削除しようか悩んでいました。
ただ相場を調べたら思っていたより何倍も高く、売却の手間より売らない方が損だと思い、実際にその値段で売却できた経験があります。
もしかしたらあなたのサイトも、売却する手間以上の値段で売れるかもしれません。
- どんなサイトが売れるのか知りたい
- どれくらいの価格になるのか相場が知りたい
- 取引の流れ・使い方を知りたい
このような方のために、「ラッコM&Aでサイトを売却する方法」について詳しく解説します。
ラッコM&Aとは?

ラッコM&Aは手数料無料でサイトを売却できるサービスです。
他サイトでは譲渡金額の20%を仲介手数料で取られるところもありますが、ラッコM&Aはそういった手数料がなく完全に無料。
また交渉は買主と売主のみで行いますが、契約書の作成や売却費の支払い・受取りは、間にラッコM&Aが入ってくれます。
随時ラッコM&Aがサポートしてくれるため、初めての方でも安心して利用が可能です。
ラッコM&Aで売却できるサイトは?

通常のWEBサイトからSNSのアカウントなど幅広い媒体に対応しています。
売れるサイトの種別は以下の通りです。
- WEBメディア
- ECサイト
- WEBサービス
- YouTube
- TikTok
- AmazonSeller
- アプリ
案件一覧から売りに出されているサイトを見ることができます。
また取り扱いできないサイトについてはこちらのヘルプページをご確認ください。
ラッコM&Aでサイトを売却する流れ

ラッコM&Aでサイトを売却する流れは以下の通りです。
- 相場を調べる
- ラッコIDの作成
- 売却サイトの登録
- 買主との交渉
- 事業譲渡契約書の作成・確認
- 買主からラッコM&Aに支払い
- サイト移行の開始
- ラッコM&Aから売主に支払い
- 取引終了
1つずつ解説していきます。
ラッコM&Aで相場を調べる

実際に自分のサイトがどれくらいの値段で売れるのか、ラッコM&Aでシミュレートできます。
必要事項を入力して査定してみましょう。
また価格は自由に決められますが、あまり高すぎると売れず、安すぎると損をしてしまいます。
通常サイトの収益×12~24カ月で設定している方が多く、サイトの媒体やジャンルなどによって異なります。
- 個人ブログ 営業利益6万/月・PV3万/月
- 売却費:112万
- まとめサイト 営業利益4万/月・PV31万/月
- 売却費:40万
- 特化ブログ 営業利益5.6万/月・PV16万/月
- 売却費:95万
- YouTubeの切り抜きch 営業利益6万/月
- 売却費:24万
- Twitterアカウント 営業利益51万/月
- 売却費:140万
ラッコIDの作成
ラッコM&Aでサイトを売却するためにはラッコIDが必要です。
メールアドレスを入力後、「ラッコID利用規約に同意する」にチェックを入れ、登録をクリックします。

入力したメールアドレスに「登録のご案内 / ラッコID(ラッコM&A)」が届くので、認証URLをクリックして本登録を完了させます。
これでラッコIDの作成は完了です。
ラッコM&Aに売却サイトを登録する
価格が決まり、ラッコIDを作成したら売却サイトを登録しましょう。
登録する情報は大き分けて4つです。
- 掲載者情報
- 本人確認/SMS認証
- サイト情報
- 案件情報
掲載者情報
これはあなた自身の名前や住所などの情報です。
本人確認や事業譲渡契約書を作成するのに使います。
まずは下記URLから「売却案件登録(無料)」をクリックします。

次に掲載者情報のタブで必要事項を入力していきます。入力する項目は以下の通りです。

- お名前
- 企業形態
- 国名
- 郵便番号
- 都道府県
- 市区町村
- 番地
- その他住所
- 電話番号
すべて入力が終わり、掲載者情報のタブにチェックマークが表示されていればOKです。

本人確認/SMS認証
次に「本人確認/SMS認証」のタブで、掲載者情報の名前と住所が本人のものか確認します。
ここの登録は任意ですが、本人確認済みで出品したサイトの方が安心できるため、成約率が上がります。
本人確認はラッコ側に資料を提出します。有効資料は以下の通りです。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 住民基本台帳カード
- 年金手帳
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 障碍者手帳
スキャナーやスマホカメラなどで画像を取り込み、資料をアップロードします。

確認事項にチェックを入れて、本人確認は完了です。

次にSMS認証をします。
電話番号を入力して「SMS認証開始」をクリックします。
入力した電話番号に認証番号が届き、PC画面にはSMS認証用のウィンドウが表示されます。
届いた認証番号を入力して「認証」をクリックすればSMS認証は完了です。

サイト情報
サイト情報には売却するサイトのジャンルや収益などの情報を入力します。
入力する項目と内容は以下の通りです。
売却物の種別 | WEBサイト・アカウント・アプリ |
WEBサイトの種類 | WEBメディア・ECサイト・WEBサービス・その他 |
サイト名・URL | そのままサイト名・URLを入力 |
ラッコインフラ連携 | ラッコドメイン・ラッコサーバーを使用している場合はリアルタイム譲渡が可能 契約していない場合はそのままでOK |
ドメイン・サーバーサービス | 売却サイトで利用しているドメイン・サーバーを選択 |
カテゴリ | 一覧の中から当てはまるものにチェック |
収益モデル | 一覧の中から当てはまるものにチェック |
スマートフォン対応 | 対応済み・非対応 |
運営開始時期 | 〇年〇月と入力 |
記事数 | 公開している全記事数を入力 |
運営作業内容 | 運営に必要な作業、掛かる時間、スキルなどを入力 |
集客方法 | 一覧の中から当てはまるものにチェック |
収支 | 過去6カ月・12カ月分の月収 |
アクセスデータ | 過去6カ月・12カ月分のアクセスデータ GoogleAnalytics連携すると自動入力可能(成約率16%UP) |
エビデンス・補足資料 | アクセスや収益の証拠となる資料があれば添付できます。 |
交渉開始後開示 | 添付したエビデンス・補足資料を交渉開始後、自動的に開示するかどうか |
サイト情報入力時のポイント
嘘は書かない
当たり前のことですが、収支やアクセスデータなどは嘘偽りのない情報を入力しましょう。
掲載情報と購入したサイトでデータのズレがあった場合、トラブルになってしまう可能性があります。
問題なくスムーズな取引ができるよう、正確な情報を入力してください。
Google Analyticsを連携する
Google Analyticsを使用している方は、アクセスデータを連携しておきましょう。
手動で入力するよりデータの入力が楽ですし、正確性も増すため成約率UPにつながります。
すべて入力が終わり、サイト情報のタブにチェックマークが表示されていればOKです。

案件情報
案件情報はラッコM&Aの案件一覧に表示される内容です。
案件名やアピールポイントを工夫することで、成約率UPにつなげることができます。
入力できる項目は以下の通りです。
案件名 | 案件のタイトル |
アピールポイント | 各行30文字以内で3行分アピールポイントを入力 |
概要/アピール文 | サイトの概要、今後の収益率・ネガティブな情報など |
売却理由 | 一覧の中から当てはまるものにチェック |
希望売却価格(税込) | 最初に査定して決めた金額を入力 |
自動値下げ機能 | 一定期間買主がつかなかった場合に自動で値下げする機能 |
譲渡対象物 | 一覧の中から当てはまるものにチェック |
譲渡対象とならない物 | 譲渡できないものがあるかどうか |
事業譲渡契約の契約方法 | 基本は電子契約 |
売却にあたって最も重視すること | 一覧の中から当てはまるものにチェック |
交渉審査 | 交渉を申し込まれたときの承認方法 |
買主の本人確認 | 本人確認している買主のみに売却したい場合は必要にチェック |
買主への質問事項 | なにかあれば入力 |
サイト移行対応 | 一覧の中から当てはまるものにチェック |
案件情報入力時のポイント
売却済みのサイトを参考にする
初めてサイトを売買するときは、正直アピールポイントに何を書いたらいいのかわからない方が多いと思います。
そういった場合は成約済みの類似サイトを参考にしましょう。
案件一覧から条件を指定して、サイトを表示できます。
サイト移行代行
サイト移行が未経験という方であれば、ラッコが代行してくれる有料サービスがあります。
移行先がラッコインフラなら16,500円、ラッコインフラ以外なら33,000円です。
実際に利用しましたが、ラッコM&Aからヒアリングシートが届き、必要事項を入力するだけで、あとは買主とラッコM&Aでやり取りをしてくれます。
こちらの作業がほぼ0になるので、全く知識がなく不安であれば利用するのもありです。
もし買主側のサーバーがエックスサーバーであれば、初心者でも簡単に移行ができます。
詳しいやり方を書いた記事があるので、よければ参考にしてみてください。
事業譲渡契約の契約方法
ラッコM&Aでは「ドキュサイン」という電子契約システムを導入しており、オンライン上で契約書の作成ができます。
ラッコM&Aが契約書締結サポートをしてくれるため、特に難しい作業はありません。
理由があって独自に契約する方以外は、電子契約にしておきましょう。
全て入力が終わったらページ下部にある「利用規約に同意する」にチェックを入れ、「登録」をクリックします。

これで登録作業は完了です。
ラッコM&A側の審査が終わり、問題がなければ案件一覧にサイトが表示されます。
ラッコM&Aで買主と交渉

案件一覧からあなたのサイトを買いたいと思った人から、交渉申込が届きます。
申込があった時点でラッコM&Aから【交渉申込み】というタイトルのメールが届くので、マイページから交渉を始めましょう。
買主一覧のページに行くと申込者、価格、提案メッセージ、チャットなどのメニューが表示されます。

価格、譲渡物、サイトの近況などを買主とチャットで確認し、合意となれば成約に進みます。
また交渉審査を自動にしている方は、交渉申込があった時点で全ての方にサイトの詳細情報が公開され、「個別に確認」を選んでいる方は、承認した方のみに情報が公開されます。
事業譲渡契約書の作成・確認
合意が取れたあとは事業譲渡契約書を作成していきます。
おおまかな流れは以下の通りです。
- 買主から購入提案が届く
- 売主が売却先を決定
- 売主が事業譲渡契約書作成
- 買主の承認を待ち
- 事業譲渡契約書に署名して締結
- 事業譲渡契約書・締結完了
買主と交互に進めていくので手順が多く見えますが、売主がやるのは契約書の作成と署名のみです。
全ての作業にラッコM&Aのサポートが入るため、指示に従って入力していけば問題はありません。
買主からラッコM&Aへの入金を確認
売却金は一度買主からラッコM&Aに預け、サイト移行などの譲渡が完了したら、ラッコM&Aから売主に支払われます。
- 買主がラッコM&Aに支払い
- 売主が買主に売却物を譲渡
- 譲渡完了後、ラッコM&Aから売主に支払い
このように第三者が間に入るサービスをエスクローサービスといいます。
間にラッコM&Aが入ってくれることで、支払いミスや不正を防ぐことができ、安全な取引が可能です。
サイト移行の開始

買主がラッコM&Aに支払いをしたら、サイトを移行します。
おそらく未経験の方はここが一番大変な作業です。
サイトを売却すると決めた段階からバックアップを取ったり、マニュアルを確認したり、事前にできることはやっておきましょう。
サイト移行方法は双方が利用しているサーバーやドメイン、プラグインの有無によって異なります。
スムーズにサイト移行ができるよう、買主側と交渉時に相談しておきましょう。
ラッコM&Aにサイト移行に関するマニュアルがあるので、こちらも参考にしてください。
またサイト移行代行でも書きましたが、本当に不安な方はラッコM&Aのサイト移行代行サービスを利用するのもありです。
ラッコM&Aから売主への入金を確認
サイト移行が無事完了したらラッコM&Aから売却金が支払われます。
これでサイトの売却は完了です。
交渉にかかる時間や譲渡物の多さにより前後しますが、大体10日ほどかかります。
またサイトを移行後、数日はサーバーの解約やサイトの削除はしないようにしましょう。
表示が安定するまで時間がかかる場合があります。
おそらく交渉時にそういった相談もすると思いますが、余裕を持たせた方がトラブルのリスクを減らせます。
ラッコM&Aでサイトを売却するときの注意点4つ

取引中や取引後を含めて、注意しておきたいポイントを4つご紹介します。
本当に売却していいかよく考える
当たり前のことですが、そのサイトを手放していいのかよく考えましょう。
- 運営を継続した場合のコストと利益
- 納得できる売却価格
- 税金の計算
- 売却費用で何をするのか
毎月定期的な収益を出していて、それが1年以上継続できているのであれば、すぐ買手が見つかる可能性があります。
売るかどうかモヤモヤした状態で交渉に入ってしまうと、後悔しても戻れません。
しっかり気持ちに区切りをつけてから、売却しましょう。
交渉はしっかりする
買主によってはむちゃな値下げを要求してくる方もいます。
正当な理由があり、それについて納得できるのであれば値下げを考えてもいいと思いますが、そうでない場合はしっかり断りましょう。
対応できる金額など、あらかじめラインを決めておくと悩まなくて済みます。
譲渡方法を確認しておく
案件情報の入力の際に「譲渡対象物」にチェックを入れる欄があります。
サイト移行の他に連携しているSNSアカウントや使用しているツール、媒体によってはマニュアルなどの作成も必要です。
譲渡するものをどうやって渡すか、事前に決めておくとスムーズに取引ができます。
確定申告も想定しておく
どのくらいの価格で売れるかにもよりますが、確定申告が必要になる場合があります。
- 個人事業主で48万以上の所得がある場合
- 本業の他に20万円以上の収入がある場合
またサイト売却を目的とした事業なのか、不要になったサイトを売却したのか、サイト運営の年数などによって所得の区分が異なります。
- 譲渡所得(短期譲渡所得・長期譲渡所得)
- 事業所得
- 雑所得
自分がどの所得になるのか、しっかり確認しておきましょう。
ラッコM&Aでサイトを売却する方法まとめ
今回はラッコM&Aでサイトを売却する方法について、解説しました。
- ラッコM&Aとは?
- ラッコM&Aで売却できるサイトは?
- ラッコM&Aでサイトを売却する流れ
- ラッコM&Aで相場を調べる
- ラッコIDの作成
- ラッコM&Aに売却サイトを登録する
- 買主と交渉
- 事業譲渡契約書の作成・確認
- 買主からラッコM&Aへの入金を確認
- サイト移行の開始
- ラッコM&Aから売主への入金を確認
事前に作業の全体像を把握しておけば、取引で迷うことはありません。
サイト移行もやり方さえわかっていれば、そこまで難しくはないです。
予算があれば代行も頼めますし、無料弁護士相談などのサポートもしっかりしているので安心して取引が可能です。
私自身初めてサイトを売却したのはラッコM&Aでしたが、トラブルなく取引ができました。
サイト売却を検討している方は、ぜひラッコM&Aを利用してみてください。
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