
動画編集を始めると「クロマキー」という言葉をよく耳にします。
クロマキーは合成技術の1つで、特定の色を分離させて画像や動画を合成させることが可能。
今回はYMM4でクロマキーを使う方法について解説していきます。
クロマキーで出来ることを確認しよう!
まずクロマキーを使うとどんなことができるのか、確認してみましょう。
フリー素材で背景が一部グリーンになっている画像をお借りしました。

クロマキーを使って緑色の部分を分離させると、このように他の画像を合成することができます。

YMM4でクロマキーを使う方法
使い方は簡単でエフェクトにクロマキーを入れて、分離させたい色を指定するだけです。
まず素材となる画像をYMM4に取り込みます。
フォルダからタイムラインに直接ドラッグするか、画像アイコンから素材を選択してください。

今回は上記で紹介した画像と同じもを使用します。
素材が取り込めたら、エフェクトに「合成」→「クロマキー」を追加してください。

次に色を指定して分離させます。
キー色からスポイトを選んで、プレビュー画面から分離させたい色を選択。

選択した色が透過されますが若干緑が残ってしまうので、「色範囲」と「境界をぼかす」で調整していきます。
色範囲を上げ過ぎると周りの草木にまで影響が出てしまうので、50前後が無難です。

あとは上のレイヤーに合成した素材を追加しましょう。
今回は上記で紹介したサッカーしている男性を合成します。
そのまま追加するとこのような感じになります。

クロマキーで抜いた素材が手前にあるため、プレビュー画面を直接操作して、後ろの画像を調整することができません。
ですので描写の値を変えて調整しましょう。

X | 横軸 |
Y | 縦軸 |
不透明度 | 透過させる度合い |
拡大率 | 拡大/縮小 |
回転角 | 画像の角度 |
実際に素材を見ながら自分好みの位置に調整してみてください。
これでクロマキー合成は完成です。
動画素材でクロマキーを使ったパターン
やり方は一緒ですが、動画素材を使うとYouTubeのOP・EDなども簡単に作れます。
今回はCanvaで使えるYouTubeのEDテンプレートに、チャンネル登録と通知オンをお願いする素材を合わせてみました。
Canvaで使用したテンプレートは「アメジストと紫とピンクと黄 個性的 クラフター YouTubeエンディング動画」というものです。
チャンネル登録と通知のアニメーションはこちらからお借りしました。
両方YMM4に取り込み、チャンネル登録と通知のアニメーションにクロマキーを使用。

手が下がるときに少し緑が残ってしまっているので、クロマキーを追加して残っている色も分離させてみました。

完成したのがこちらです。
またクロマキーを使ったシーンチェンジ(トランジション)についてこちらの記事でも解説しています。
参考にしてみてください。
YMM4でクロマキーを使う方法まとめ
今回はクロマキーの使い方について解説しました。
- クロマキーでできることの確認
- YMM4でクロマキーを使う方法
- 動画素材にクロマキーを使う方法
クロマキーが使えると本当にさまざまな演出ができます。
実際に行ってない風景の中に人物を置いたり、花吹雪や雨、雪を降らせたりなど。
初心者の方でもYMM4なら簡単に合成ができるので、ぜひクロマキーで遊んでみてください。
またゆっくり解説動画を0から作る手順について、こちらの記事でも解説しています。
よければ参考にしてみてください。
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