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【ブロックエディター】複数のブロックを保存して使い回せる同期パターンの使い方

WordPress 6.3から再利用ブロックの名称が同期パターンに変わりました。

記事を書いているとき、よく使うブロックの組み合わせを「他の記事で使い回せたらいいのに」と思ったことはないでしょうか?

例えば記事のテンプレートなどが決まっている場合は、それを毎回0から作るのは大変です。

同期パターンを使えば、予め複数ブロックを組み合わせて登録し、呼び出すことができます。

今回はこの同期パターンの使い方について、詳しく解説します。

見出し
  • 同期パターンがどんなものか知りたい
  • 特定のブロックを使い回したい
  • 同期パターンのおすすめの使い方が知りたい

ブロックエディターの同期パターンって何?

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/13092792/

同期パターンは、特定のブロック、または複数ブロックをまとめて登録し、使い回せる機能です。

例えば私のブログ記事は、ある程度記事のアウトラインが決まっています。

  • タブ見出しボックス
  • 見出し1、2、3、4~
  • タブ見出しボックス

この形を名前をつけて登録すると、別の記事でまとめて呼び出すことができます。

このように必要なブロックをまとめて登録・使い回せるのが同期パターンです。

同期パターンの使い方

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/4065876/

同期パターンを使うには、まず必要なブロックを作成する必要があります。

登録したブロックをとりあえず作っておいてください。

この記事では以下のブロックをまとめて同期パターンに登録します。

  • 見出し
  • 画像
  • 本文
  • ブログカード

まず登録したいブロックを一度作成します。

全てを選択した状態でブロックツールバーから「パターン作成」を選択します。

そうすると名前・カテゴリ・同期の有無を設定できます。

名前

登録したブロックを呼び出すときの名前です。同期パターンに登録したブロックは、通常のブロックを同じく「/パターン名」で呼び出せます。

カテゴリ

同期パターンが複数ある場合にカテゴリに分けて登録できます。管理したり、編集したりが楽になりますが、不要であれば無記入でも問題ありません。

同期

同期をオンにすると、同期パターンを編集したときに内容が上書きされます。過去に別の記事で使用している同期パターンにもそれが反映されるので使い方には注意が必要です。

これで複数のブロックを同期パターンとして保存でき、「/同期パターン名」などで呼び出すことができます。

ブロックに内容が追加された状態でも登録できるため、ブロックと一緒にテキストや画像なども使い回せます。

ブログの執筆速度が上げられるので非常に便利です。

同期パターンの編集・管理

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/7610461/

登録した同期パターンはあとから編集できます。

エディターのオプション、またはURLで直接管理ページに行けます。

https://ドメイン/wp-admin/edit.php?post_type=wp_block

移動すると登録している同期パターン一覧が表示されます。

「編集」ボタンをクリックすればエディター画面が開くので、内容の編集が可能です。

編集後、右上の更新をクリックすれば、次回は保存した状態で呼び出されます。

同期パターンのエクスポート・インポート

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/2881233/

同期パターンはエクスポート・インポートとして、別のブログで使用するこもできます。

同期パターンのエクスポート

「パターンの管理」のページに行き、エクスポートしたい同期パターンから「JSON 形式でエクスポート」というリンクをクリックするだけです。

ファイルがダウンロードされ、これをインポートに使用することができます。

同期パターンのインポート

インポートも「パターンの管理」ページから行います。

ページ上部に「JSON からインポート」というボタンがあるので、それをクリックします。

そうするとファイルを選択できるメニューが表示されるので、先ほどエクスポートしたファイルを読み込み、インポートをクリックします。

これで同期パターンが追加されるので、インポートは完了です。

同期パターン使用時の注意

上でも少し触れましたが、同期パターンを登録するときに選択する「同期のオン・オフ」は注意が必要です。

例えば「A」という同期パターンを「同期オン」で登録し、いくつかの記事で使ったとします。

新しい記事で「A」を呼び出し、「少し内容を修正したい」と思って修正すると、過去にAを使った記事全てにその編集が反映されます。

過去の記事の内容もまとめて編集したい場合は同期オンが便利ですが、上記で紹介したテンプレートのように同期パターンの内容を毎回変えるなら同期オフの方が良いです。

・過去の記事に使用した同期パターンもまとめて編集したい場合は同期オン
・毎回呼び出した同期パターンに編集を加える場合は同期オフ

なお、同期オンの状態でもその記事だけ内容を編集したいという場合は、ブロックツールバーから同期の切り離しが行えます。

これを知らずに編集して「過去記事の内容が変わってしまった!」ってこともあり得るので、使い方は十分注意してください。

おすすめの同期パターンの使い方

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/t-6140706/

ここでは個人的に便利だなと思った同期パターンの使い方についてご紹介します。

告知やお知らせ

例えば固定のマイクロコピーで商品紹介をしているとき、商品によっては期間限定セールなどの告知をしたいときもあると思います。

その期間だけマイクロコピーを「今だけ〇〇!」のように編集したい場合、紹介している記事が複数あると修正が大変です。

こういうときにマイクロコピーを同期パターンに登録しておけば、1つ編集するだけで過去の記事にもまとめて反映できます。

告知だけではなく、プロフィールのように全記事で表示が同じもの、または後から編集する可能性があるものは、同期パターンを同期オンで使うと便利です。

テンプレート

ブログ記事を書く構成が決まっている方は、使用するブロックをあらかじめ登録しておくことで、入力の手間を減らすことができます。

単純に執筆の時短になりますし、テンプレートを決めておくと記事に一貫性を持たせることもできます。

記事構成に悩む必要がなくなるため、あらかじめ同期パターンに登録しておくと便利です。

PREP・SDSのような文章構成

PREP法やSDS法は文章を構成するための手法です。

本文のテンプレートのような役割を持ち、論理的な構成を持つ文章が書けます。

PREP法
  • ポイント(Point):文章の主張やポイントを明確に述べる
  • 理由(Reason):ポイントを支持する理由や根拠を示す
  • 例(Example):理由や論拠を具体的な例や証拠で裏付ける
  • ポイント(Point):最初のポイントを再度述べ、主張を強調する
SDS法
  • 要点(Summary):伝えたいことの要点を最初に明示する
  • 詳細(Details):要点を具体的に述べる
  • 要点(Summary):最後に要点を再度述べ、主張を強調する

これらは書く内容によって使用するシーンが異なるため、なかなか覚えておくのも大変です。

ですので、同期パターンに登録しておけば、使いたいなと思ったときにいつでも呼び出すことができます。

同期パターンの使い方まとめ

今回はWordPressの同期パターンの使い方について、解説しました。

まとめ
  • 同期パターンはよく使い回すブロックを登録できる
  • 作業効率化にできる
  • 同期をオンにして編集すると使用した同期パターン全てにその内容が反映される
  • 同期オン・オフは注意が必要

同期パターンは、記事作成の効率化につながり非常に便利です。

ただし、よく知らずに使うと大変なことになります。(経験談)

一度使い方をテストしてみるなど、注意して使ってみてください。

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