
動画編集をしていて「この演出を使いまわせたら…」と思ったことはないでしょうか?
YMM4では一度作成した演出を「テンプレート」として保存し、再利用ができます。
今回はYMM4のテンプレート機能の使い方について、解説していきます。
- テンプレート機能について知りたい
- 作った演出を保存したい
- YMM4の作業を時短したい
YMM4のテンプレート機能とは?
テンプレートは演出に使用した画像、効果音、テキストなど、複数の素材をまとめて保存できる機能です。
例えば以下のテキストアニメーションは、フォントスタイルを変更し、縁取り、ランダム移動のエフェクトをかけて作成しています。

これらの設定を保存して、次回からワンクリックで呼び出せるのが「テンプレート」機能です。
複雑な演出も一度作ってしまえば次から作る必要がないため、大幅に作業を時短できます。
YMM4のテンプレート機能の使い方は?
まずはテンプレートに保存したい演出を作成しましょう。
今回は上記の揺れるテキストをテンプレートに保存する方法を紹介します。
作った演出をテンプレートに保存する方法
このテキストの設定は以下の通りです。

フォント | チカラヅヨク(インストールが必要です) https://pm85122.onamae.jp/851ch-dz.html |
文字揃え | 中央揃え(下) |
文字色 | #ff0000 |
装飾 | 丸縁取り(#FFFFFF) |
エフェクト | ランダム移動(X:10px Y:10px 間隔:0.01) |
タイムラインにテキストアイテムを作成したら、クリップを右クリックして「テンプレートに登録」を選択します。

名前を入力するウィンドウが表示されるので、グループ、フォルダ、名前をつけて保存します。
グループはタブから「テキストアイテム」を選択、テキストボックスには「テロップ/揺れるテキスト」と入力して保存します。
グループとフォルダについては後述します。

これで上記で作成したテキストを、テンプレートとして保存することができました。
保存した演出を呼び出す方法
タイムラインの上にあるテンプレートのアイコン、またはタイムライン上で右クリック→「テンプレートからアイテムを追加」から保存した演出を呼び出せます。


テンプレートを整理する方法
テンプレートはグループ・フォルダで整理することができます。
イメージとしてはグループが大カテゴリ、フォルダが中カテゴリのようなものです。
例えば画像アイテムのグループ内に、背景・人物・小物などフォルダを作り、振り分けることが可能です。

テンプレートの数が多くなればなるほど、どこに保存したかわからなくなってしまうことが多いため、グループ・フォルダで整理すると呼び出しがスムーズになります。
上記で紹介したように、グループを選択して、フォルダ名/テンプレート名と入力することで、グループ・フォルダを指定した状態で保存ができます。
なお、テンプレートのアイコン、またはタイムライン上で右クリックメニューから「テンプレートからアイテムを追加」→「テンプレートの編集」から整理することも可能です。

テンプレートとデフォルトに設定の違い
YMM4にはテンプレートの他に「デフォルトに設定」という機能があります。
こちらはテンプレートと違い、テキストアイテムや図形などの初期値を変更できるものです。
例えば図形アイテムをアイコンから挿入すると、100×100の白い正方形が表示されます。

幅と高さを変えてテロップの背景を作ってみました。

この状態で右側下部にある「デフォルトに設定」を押すと、これを図形の初期値として登録できます。

先ほどのように図形のアイコンから呼び出してみると、上記で作ったテロップの背景が表示されるようになります。

ただ正直なところ、テンプレートで同じことができるため、使い分けは難しいところです。
呼び出しはテンプレートより楽なので、キャラクター設定とは違うスタイルのテキストアイテムや、よく使う図形を登録しておくと便利かもしれません。
YMM4のテンプレート機能の使い方まとめ
今回はYMM4のテンプレート機能についてご紹介しました。
- YMM4のテンプレート機能とは?
- YMM4のテンプレート機能の使い方は?
- 作った演出をテンプレートに保存する方法
- 保存した演出を呼び出す方法
- テンプレートを整理する方法
- テンプレートとデフォルトに設定の違い
一度作った演出をテンプレート機能に保存しておけば、動画編集はかなり時短できます。
次回からその演出を作る時間が0になるので、どんどん活用していきましょう。
こちらの記事でよくあるYMM4の演出をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
コメント