
WEBライティングを始めるとき、自分が興味のあるジャンルで始めたい方は多いと思います。
私自身ゲームが好きで、クライアントワークもゲーム関連の記事をメインで受注していました。
ただ初めてだとどうやって書くのか、どれくらい稼げるのかわからず、不安な方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は実際にゲーム記事を書いた経験から、仕事内容や収益について詳しく解説します。
これからクライアントワークでゲーム記事を書きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- ゲーム記事の仕事内容
- ゲーム記事の報酬
- ゲーム記事の書き方
クラウドソーシングで依頼されるゲーム記事の内容は?
クラウドソーシングでは、ゲームのレビュー記事、または解説系の台本作成の案件が多いです。
特定のタイトル、または新作アプリなどをプレイして、そのゲームのシステムを解説したり、魅力を書いたりします。
クライアントにより異なりますが、基本はあらかじめ「何について書くのか」がまとめられたテンプレートを渡され、それに沿って執筆していきます。
また記事の執筆以外に、ゲームのスクリーンショットを求められることもあります。
ゲーム記事の報酬ってどれくらい?
クラウドソーシングの相場は1文字0.3~1.5円程度です。
誰でも書けるような新作アプリのレビュー記事ほど単価が安く、ゲームの攻略などコアな話題は単価が高くなります。
なお、クラウドソーシングだとシステム手数料が取られるため、実際はもっと安くなります。
ですので、「クラウドソーシングでゲーム記事を書く場合」に限りますが、収益を上げるためには執筆速度をあげることが重要です。
ゲーム記事の仕事の流れは?
基本は以下のようなテンプレートを渡され、ゲームをプレイしながら本文を埋めていきます。
他にも見出しに入れるキーワードの指定、固有名詞の表記方法など、執筆ガイドラインやレギュレーションと呼ばれるものを渡されることがあります。
- h2:ゲーム概要:300文字
- h2:ストーリーの解説:200文字
- h2:ゲームシステムの解説:900文字
- h3:メインクエスト(300字)
- h3:装備・強化(300字)
- h3:サブコンテンツ(300字)
- h2:攻略方法:300字
- h2:総評:300字
※見出しごとに画像を一枚提出
作業はそこまで難しくありませんが、ゲームをプレイする時間があるため、他のテーマより時間がかかることが多いです。
ゲーム記事を効率よく書くには?
ゲーム記事は執筆より、ゲームをプレイするのに時間がかかります。
そのため、時間効率を良くするには「いかにプレイ時間を短くして必要な情報を得るか」が重要です。
ゲーム記事を効率よく書く方法について、いくつか紹介します。
ゲームを楽しまない
大前提としてゲーム記事を書くことが仕事なので、ゲームを楽しんでしまうと余計な時間を使います。
例えば2000文字の記事で文字単価が0.5円だった場合、1時間で書き上げれば時給1000円ですが、2時間かかれば500円。
WEBライティングに慣れている方でも、ゲームプレイを含めて2000文字を1時間で書くのはなかなか難しいと思います。
ですので、収益が目的の場合は時給を意識した執筆が重要です。
リサーチをうまく活用する
ネット上で得られる情報がある場合は、そちらを参考にした方が執筆は速くなります。
仮に上記で挙げたテンプレートを例にすると、ストーリーやゲーム概要は公式サイト、攻略wikiなどに大体情報が載っています。
またゲームシステムに関しても、YouTubeなどのプレイ動画を見れば、自分でプレイする必要はありません。
ネットで探しても、ゲームをプレイしても、得られる情報が同じであればゲームをプレイする必要はないです。
スクリーンショットが必要であれば、そのシーンまで最短ルートで進めましょう。
ゲーム記事=ゲームプレイが必須というルールはないので、時短ができる部分は時短した方が効率は良くなります。
ゲームを録画する
たまにゲームをスキップしてしまい、大切な情報を飛ばしたり、スクリーンショットを撮り逃したりすることがあります。
場合によってはゲームをやり直す必要があり、そうなると大幅なタイムロスです。
それを防ぐ方法として一番おすすめなのが録画です。
万が一スキップしてしまったとしても、プレイ内容を後から見直せます。
ですので、バトルのチュートリアルやムービーシーンなど、飛ばすとタイムロスしそうな箇所は録画しておきましょう。
文章のチェックは校正ツールと音声を使う
これはゲーム記事に限りませんが、書き終えた文章を目視だけで確認すると、誤字・脱字などのミスに気づけないことが多いです。
ミスがあると修正が必要になるので、その分の時給単価が下がってしまいます。
もちろん目視の確認も大切ですが、ミスを減らすのであればツールや音声を使った方が確実です。
校正ツールで有名なものだと「文章校正ツール」や「Googleドキュメント」などがあります。
・文章校正ツール(文章を入力して検査)
・Gooleドキュメント(自動で表記ミスがある箇所を抽出)
音声確認は有料ですが、Wordが一番使いやすかったです。
無料のものだとYMM4やAmazon Pollyがあります。
・YMM4

・Amazon Polly

音声は聞き取れれば倍速でも問題はありません。
また、最近ではChatGPTなどのAIを利用する方も多いです。
大切なのはミスをなくすことなので、自分のチェックしやすい方法を試してみてください。
ゲーム記事案件の選び方は?
ゲーム記事の案件は大きく2つに分かれます。
- スマートフォンのゲーム
- 特定のゲーム記事・または台本作成
2つの特徴と、それぞれの案件がどんな方におすすめかをご紹介します。
スマートフォンのゲーム
新作、または既存のスマートフォンのゲームを紹介する仕事です。
「どういうゲームか?」を紹介するのがメインの内容なため、プレイ経験がなくても書けるものがほとんどです。
ですので、初めてクライアントワークをするという方にはこちらの案件がおすすめ。
案件数も圧倒的に多く、契約が取りやすくなっています。
ただゲームのインストール・プレイがほぼ必須なため、時間がかかるのがデメリット。
初めのうちは時給換算して300円くらいになってしまうことも多々あるので、長く続けるのはあまりおすすめしません。
実績や経験が積めたら、徐々に報酬が高い案件に応募しましょう。
特定のゲーム記事・または台本作成
特定のゲームについて、よりコアな情報を執筆する仕事です。
攻略情報やストーリーの考察などを書くことが多いため、それなりにゲームの知識が必要。
なおこういったテーマは記事媒体ではなく、台本作成の募集が多いです。
文体や口調の書き方が少し異なりますが、記事執筆とやることは変わらないため、未経験でも書けます。
知識さえあればゲームをプレイする必要がないので、スマートフォンのゲームより単価効率が良いです。
ただ自分がプレイしたタイトルの案件が少ないことがデメリット。
執筆できる案件さえあれば、ゲーム記事の中では一番報酬が良い仕事になります。
【ゆっくり解説】台本の作り方は?構成の組み立て、時短できる執筆方法について解説!
【クラウドソーシング】YouTubeの台本作成のやり方は?報酬はどれくらい?
ゲーム記事の仕事を探すには?
私が利用したクラウドソーシングでおすすめなのは、クラウドワークスかランサーズです。
それぞれ特徴の違いについて簡単にご紹介します。
クラウドワークス
クラウドワークスは案件募集の数が圧倒的に多いです。
利用者数No.1ということもあり、初心者の方でも比較的契約が取りやすいサービスになっています。
ですので、「報酬は少なくてもとりあえずゲーム記事の仕事を体験してみたい」という方は、クラウドワークスがおすすめです。
ランサーズ
ランサーズはシステム手数料が安いのが魅力です。
クラウドワークスは報酬(税込)に20%が掛かり、さらにその手数料に消費税10%が掛かります。
同じ報酬の仕事であれば、ランサーズの方が手取りは高いです。
仮に報酬が1万円の仕事を受けた場合、クラウドワークスとランサーズの手取りは以下の通りです。
報酬 | 手数料の掛け率 | システム手数料 | 消費税(10%) | 手取り |
11,000円(税込み) | 20% | 11,000*20%=2,200円 | 2,200×10=2420 | 11,000-2,420=8,580円 |
11,000円(税込み) | 16.5% | 11,000*16.5%=1,815円 | なし | 11,000-1,815=9,185円 |
ですので、「より多く報酬を得たい」という方はランサーズの方がおすすめです。
システム手数料の詳細を教えてください | ヘルプ | クラウドソーシング「ランサーズ」
まとめ
今回はクラウドソーシングでゲーム記事を書く方法についてご紹介しました。
- ゲーム記事の報酬
- ゲーム記事の仕事の流れ
- ゲーム記事を効率よく書く方法
- ゲーム記事案件の選び方
- おすすめのクラウドソーシングサービス
私自身初めて受注した案件がゲーム記事でした。
決して報酬が高い仕事ではありませんが、初心者でも書きやすいテーマです。
ゲームが好きな方で、これからWEBライティングを始めようと思っている方はぜひ挑戦してみてください。
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