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DaVinci Resolve使い方入門!簡単な動画を作って操作を覚えよう!

DaVinci Resolveは無料で使用できる多機能な動画編集ソフトです。

しかし、インストールしたけど具体的な使い方がわからないという方も多いのではないでしょうか?

今回は初心者の方に向けて、実際に動画を作りながら基本的な操作方法についてご紹介します。

この記事を読めば簡単な動画は作れるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

インストールがまだの方はこちらの記事を参考にしてみてください。

はじめに

今回はこちらの動画を目標に、使い方を解説していきます。

春夏秋冬の動画素材を並べただけの簡単な動画です。

この動画は以下の編集をして作成しています。

  • プロジェクトの作成
  • タイムラインの作成
  • メディアの追加
  • カット編集
  • フェードの追加
  • トランジションの追加
  • テキストやタイトルの追加
  • カラー編集
  • オーディオの追加
  • 動画の書き出し(エンコード)

これらの操作方法について、詳しく解説していきます。

DaVinci Resolveの基本的な使い方

上記の動画を作成する手順を操作別に紹介していきます。

プロジェクトの作成

まずDaVinci Resolveを起動して、プロジェクトを作成します。

プロジェクトは、動画編集作業に必要な情報やアイテムを管理するファイルです。

起動した画面の右下にある「新規プロジェクト」をクリックします。

任意のプロジェクト名を入力して「作成」をクリックします。

これでプロジェクトの作成は完了です。

DaVinci Resolveの画面構成

プロジェクトを作成するとDaVinci Resolveが起動し、デフォルトではカットページが開かれます。

DaVinci Resolveには、それぞれ編集作業に合わせたぺージが存在し、用途に合わせて切り替えが可能です。

それぞれのページを簡単にまとめるとこのようになります。

メディアメディアファイルの取り込み・管理・整理
カット
エディット
ビデオ・オーディオクリップの編集
FusionVFXやモーショングラフィックスの作成
カラーカラー編集
Fairlight音響編集
デリバー書き出し・エンコード

簡単な動画であれば、通常はカットページかエディットページだけで完結できます。

カットページはスピーディな編集に特化した比較的新しいページですが、UIや操作感が少しわかりにくい部分があります。

そのため、初心者の方はエディットページから始めるのがおすすめです。

ページ下部にある「エディット」をクリックすれば、画面が切り替えられます。

タイムラインの作成

タイムラインはビデオ素材やオーディオ素材を配置し、組み合わせるための作業スペースです。

ファイルから「新規タイムライン」をクリック、または「Ctrl+N」で作成できます。

動画の解像度はデフォルトで「1920*1080 24FPS」になっています。

もし解像度やフレームレートを変更する場合は、タイムラインの画面右下にある歯車アイコンから変更が可能です。

またわざわざタイムラインを作成しなくても、メディアを追加すれば自動的にタイムラインが作成されます。

このとき、デフォルトの設定と動画素材のフレームレートが違う場合は、変更するかどうかを聞かれます。

1920*1080 24FPSで動画を作成したい場合は、「変更しない」を選択しましょう。

メディアの追加

動画編集に使用する素材を追加します。

今回の動画では、以下の無料素材をお借りしています。

https://www.pexels.com/ja-jp/video/4321733/
https://www.pexels.com/ja-jp/video/1739010/
https://www.pexels.com/ja-jp/video/9435356/
https://www.pexels.com/ja-jp/video/857021/

ダウンロード後、画面左上にあるメディアプールに素材をドラッグ&ドロップ、または「Ctrl+I」でフォルダを開き、ファイルを選択します。

追加したファイルをタイムラインにドラッグ&ドロップすれば、素材の編集が可能です。

カット編集

カートは動画に使うシーンを抽出するために必要な作業です。

無音空間や不要なシーンを削除することで、シーンを並び変えたり、テンポを調整したりできます。

カットしたい位置に再生ヘッドを合わせて「Ctrl+B」でカットが可能です。

また、タイムライン上部にある「ブレード編集モード」をクリック、または「B」で切り替えると、左クリックでカットできるようになります。

それぞれのビデオクリップを再生しながら使いたいシーンを5秒ほど抽出し、不要な部分を削除します。

クリップを選択して「Delete」キーで削除してください。

削除前
削除後

オーディオも差し替えるため、ここで削除しておきましょう。

Altを押しながらクリック、または範囲選択でオーディオのみ選択できます。

選択した状態で「BackSpace」キーを押すと、オーディオのみ削除できます。

「Delete」キーだとビデオクリップも削除されてしまうため、「BackSpace」で削除しています。

なお、再生・停止は以下で操作できます。

再生/停止スペース・K
倍速L
スロー再生J

もしタイムラインが見づらい場合は、「Alt+マウスホイール」で拡大・縮小ができます。

フェードの追加

フェードは映像や音声を徐々に表示させたり、消したりできる効果です。

DaVinci Resolveではクリップの左右上部にある白いスライダーをドラッグすることで、簡単にフェードを追加できます。

この状態で再生すると1秒かけて徐々に映像が表示されます。

トランジションの追加

トランジションは、ビデオクリップのつなぎ目やシーンの切り替えに差し込むエフェクトです。

映像の間に入れることで切り替えを滑らかにしたり、クリエイティブなエフェクトの演出を作ったりできます。

タイムラインの左側にあるツールボックス→ビデオトランジション→クロスディゾルブをドラッグして、クリップの間に入れるだけです。

トランジションはさまざまな種類があり、クロスディゾルブ以外も追加できます。

なお、トランジションは、ハンドルと呼ばれる余白がないと追加できません

これはトランジションが前後のクリップを合成するエフェクトだからです。

追加できない場合はクリップを短くする、またはカットするなどして調整してください。

他にもクリップの間を右クリックして、自動で調整することも可能です。

フレーム数を指定してハンドルを作り、自動でトランジションが追加できる機能があります。

選択すると確認画面が表示されるので、「トリム」をクリックします。

これでクリップの間にトランジションが追加されます。

デフォルトでクロスディゾルブが追加されますが、右上にあるトランジションから種類を変更することが可能です。

最初の動画と同じようにする場合は、全てのクリップ間にクロスディゾルブを追加してください。

テキストやタイトルの追加

DaVinci Resolveではいくつかテンプレートが用意されており、それを使用することで簡単にクオリティの高いテキストやタイトルが実装できます。

ツールボックスから追加したいタイトルを選び、タイムラインにドラッグします。

入力するフォント、テキスト、カラーなどは右上のコントロール画面で設定が可能です。

今回はデフォルトのまま以下のテンプレートを使用しています。

  • Drop In
  • Fade On
  • Fade On Lower Third
  • Randam White on

タイムラインは上のクリップが手前に表示されるので、ビデオクリップの上に追加してください。

最後のテキストだけ映像に合わせて、フェードアウトを入れてます。

カラー編集

カラー編集は映像の見た目や雰囲気を改善・調整するために行います。

DaVinci Resolveはカラー編集に特化しており、非常に細かい調整が可能です。

全ての機能を解説するのは難しいので、今回は自動バランス調整だけ行います。

まず画面下部のカラーをクリックして、カラーページに移動します。

そうすると上にビデオクリップのタイムライン、下にカラー編集用の画面が表示されます。

クリップを選択して、自動バランスをクリックします。

そうすると自動で色とコントラストを調整できます。

オーディオの追加・編集

オーディオはビデオクリップと同じで、メディアプールやタイムラインにドロップで追加できます。

今回はこちらのBGMをお借りしました。

フリーBGM素材『風のきらめき』試聴ページ|フリーBGM DOVA-SYNDROME
無料・著作権フリーのBGM素材「風のきらめき(作曲:のる)」の試聴・ダウンロードページです。

タイムラインに追加したらクリップの長さを合わせて、ビデオクリップに合わせてフェードアウトをかけます。

動画の書き出し(エンコード)

エンコードはタイムラインにある映像・音声などの素材をまとめて、1つのデータ形式に変換する処理を指します。

まず画面下部からデリバーページに移動してください。

そうすると左側の画面でコーデックやフォーマットの設定が可能です。

上のプリセットをクリックすれば、自動でその設定に変えられます。

今回はYoutube用の1080pを選択しました。

任意のファイル名を入力して、「ブラウズ」から保存先を変更してください。

設定ができたら下の方にある「レンダーキューに追加」をクリックします。

そうすると右側のレンダーキューにジョブが追加されるので、「すべてレンダー」をクリックすればレンダリングが開始されます。

レンダリングが終わると「完了」という表示がでます。

指定したフォルダに動画が保存されていれば書き出しは完了です。

動画を再生して確認してみてください。

書き出しに失敗してしまう場合

詳しい原因は不明ですが、稀に書き出しに失敗してしまうことがあります。

その場合は環境設定を変えることで改善できるかもしれません。

メニューバーから「環境設定」、または「Ctrl+,」で環境設定を開きます。

「ユーザー」タブの「ユーザーインターフェース設定」に行き、「処理できないフレーム/クリップがある場合にレンダリングを停止」のチェックを外します。

設定を保存して、再度レンダリングを試してみてください。

DaVinci Resolveの使い方まとめ

今回はDaVinci Resolveの基本的な使い方についてご紹介しました。

まとめ
  • プロジェクトの作成
  • DaVinci Resolveの画面構成
  • タイムラインの作成
  • メディアの追加
  • カット編集
  • フェードの追加
  • トランジションの追加
  • テキストやタイトルの追加
  • カラー編集
  • オーディオの追加・編集
  • 動画の書き出し(エンコード)
  • 書き出しに失敗してしまう場合

最初はページが多くて戸惑うかもしれませんが、「どこで何ができるか」さえわかれば、編集作業は簡単にできます。

Premiere Proと比べても、基本操作に関してはそこまで劣っている印象はありませんでした。

フェードなどピンポイントな操作に関しては、Premiere Proより簡単だと思います。

無料で使える動画編集ソフトを探している方は、ぜひDaVinci Resolveを使ってみてください。

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