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【Premiere Pro】全ツールの機能と使い方まとめ!

Premiere Proには簡単に動画編集ができるよう、ツールが用意されています。

クリップをカットしたり、テキストを入力したり、ツールによってできることはさまざまです。

ただ初めてPremiere Proを使う方は、ツールの機能や使い方がわからない方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はPremiere Proのツールの機能と使い方について、詳しく解説していきます。

こんな人におすすめ
  • Premiere Proを使い始めたばかりの人
  • ツールでどんなことができるのかしりたい人
  • ツールを使いこなせるようになりたい人

Premiere Proのツールパネルとツール

ツールが並んでいる領域をツールパネル、中のアイコンがツールです。

ツールは動画編集の操作を視覚的にわかりやすくしたものです。

ポインターは何らかの要素を選択できる機能、「T」は文字を入力できる機能です。

なんとなくアイコンを見れば、何ができるか想像できるのではないでしょうか?

またツールによって、長押しで別の機能に切り替えることも可能。

このように編集に必要な機能をまとめて使いやすくしたものが、ツールパネルとツールです。

ツールそれぞれの機能と使い方

それでは実際にツールの具体的な機能と使い方をご紹介します。

ツールを表示する

まずツールが表示されていない場合に、ツールを表示させる方法です。

上部にあるメニューバー「ウィンドウ」から「ツール」をクリックすれば、表示ができます。

選択ツール

選択ツールは操作したい要素を選択するツールです。

例えば特定のクリップを編集、プログラムモニターのマスクや素材を動かすときは、この選択ツールを使います。

画面上のエッセンシャルグラフィックスを移動したい場合は、この選択ツールか手のひらツールじゃないと動かせません。

何かを選択したり移動したりするときは、選択ツールにしておきましょう。

トラックの前方選択ツール

これは特定のクリップより前にあるクリップを全て選択できるツールです。

例えばビデオクリップを3つ並べます。

「トラックの前方選択ツール」を使って、2つめクリップを選択すると、3つめのクリップも一緒に選択されます。

これは別のトラックにも適用されるため、BGMや効果音、画像など別の素材が前方にある場合は、それらも選択されます。

トラックの後方選択ツール

アイコン長押しで「トラックの後方選択ツール」に切り替えられます。

前方選択ツールと同じように2つめクリップを選択すると、今度は1つめのクリップが一緒に選択されます。

このように特定のクリップより前後のクリップを一括で選択できる機能です。

隙間を空けて素材を追加したり、まとめてクリップを移動したりするのに使えます。

リップルツール

リップルツールは周りのクリップに影響を与えず、特定のクリップの長さを変更できる機能です。

例えば以下のようにさまざまなクリップがある状態で、真ん中のクリップを短くすると空白ができます。

これをリップルツールでやると、前にあるクリップの位置が自動的に調整されます。

長さを変えたあとに空白を削除すれば同じ結果になりますが、この空白を削除するという手間が省けるのがリップルツールです。

リップルツールから長押しで切り替えられる機能は以下3つです。

  • ローリングツール
  • レート調整ツール
  • リミックスツール

ローリングツール

ローリングツールは特定のクリップの長さを変えたときに、別のクリップと置き換えることができる機能です。

例えば上記で短くした真ん中のクリップをリップルツールで戻すと、他のクリップの位置が自動調整され、元に戻ります。

これをローリングツールでやると、伸ばした部分と重なるクリップがカットされ、置き換わります。

レート調整ツール

レート調整ツールは倍速・スロー再生など、クリップの再生速度が変えられる機能です。

クリップを右クリックして「速度・デュレーション」から変更もできますが、周りのクリップに合わせて再生速度を変えたい場合は、こちらの方が簡単です。

例えばオーディオクリップに尺を合わせたいけど、ビデオクリップの長さが足りなかったとします。

こういうパターンのとき、デュレーションの値を入力してオーディオクリップにピッタリ合わせるのは難しいです。

レート調整ツールを使えば、クリップに合わせて自動的に再生速度が変わります。

右クリックで速度・デュレーションを確認すると、適切な値が入力されているのがわかります。

クリップを倍速にしたいときも、レート調整ツールで短くすれば自動調整が可能です。

レート調整ツールを使えば、クリップの再生速度を簡単に変更できます。

リミックスツール

リミックスツールはオーディオクリップの長さを変更したときに、自動でリミックスできる機能です。

こちらは実際にやった方がわかりやすいと思うので、フリー素材の動画とBGMを使用して動画を書き出します。

お借りした素材はこちらです。

動画https://www.pexels.com/ja-jp/video/3209300/
BGMhttps://dova-s.jp/bgm/play2452.html

2つの素材を取り込むとビデオクリップが約15秒なのに対して、オーディオクリップが約3分です。

リミックスツールを使ってオーディオクリップを短くすると、クリップの長さに合わせて違和感なくBGMが流れるようにリミックスしてくれます。

リミックスが終わるとクリップの色が変わり、編集された箇所に波線が入ります。

オーディオクリップをリミックスして書き出した動画がこちらです。

約3分のBGMが15秒のビデオに合わせて、違和感なく再生されるようになりました。

もし違和感があっても、手動で調整が可能です。

オーディオクリップを右クリック→リミックス→リミックスのプロパティをクリックして、エッセンシャルサウンドから調整ができます。

ストレッチはレート調整ツールと同じでオーディオクリップの再生速度を変更するものです。リミックスを修正する場合はリミックスにチェックを入れて調整してください。

リミックスツールの使い方について別途解説している記事もあるので、こちらも参考にしてみてください。

レーザーツール

レーザーツールはクリップをカットする機能です。

カットしたい箇所にポインターを合わせて、クリックすればカットができます。

レーザーツールから長押しで切り替えられる機能はありません。

スリップツール

スリップツールは、クリップのフレームをドラッグで調整できる機能です。

例えば以下の動画は、パプリカを一部切ったあと千切りにしています。

Just a moment...

千切りのシーンから使用したいので、前半をカットしてから別の動画と並べました。

ただ「やっぱりパプリカのクリップを最初のシーンから使用したい」と思った場合、クリップを戻したり、移動したりして調整するのは大変です。

スリップツールを使うとこのままの状態で、再生するシーンのタイミングをずらせます。

以下は実際の操作画面です。

最初は千切りのシーンを使っていますが、スリップツールでずらしたあと、最初のシーンから再生できているのがわかります。

このようにカットしなくても、クリップ再生のタイミングを調整できるのがスリップツールです。

スライドツール

スライドツールは特定のクリップを移動させて重ねたとき、重ねた部分をカットできる機能です。

クリップをずらして重ねると、重ねられた方のクリップがカットされます。

ローリングツールと似ていますが、こちらはクリップを移動させて同時にカットするものなので、少し扱いが異なります。

ペンツール

ペンツールはシェイプ(図形)が作れる機能です。

ペンツールでパスを作ると、パスで囲った部分がシェイプとなり、エッセンシャルグラフィックスが作成されます。

作成した図形は色を付けたり、枠線を付けたり、カスタマイズが可能です。

ペンツールから長押しで切り替えられる機能はありません。

長方形ツール

長方形ツールもシェイプ(図形)が作れる機能です。

ペンツールではパスの領域を自分で指定しましたが、長方形ツールは長方形のシェイプを簡単に作成できます。

始点を決めてドラッグすれば長方形にパスが広がり、シェイプが作成されます。

楕円ツール・多角形ツール

長押しで切り替えられる機能は「楕円ツール」「多角形ツール」です。

楕円ツールは円形のシェイプが作成できる機能です。

作り方は長方形ツールと同じで、始点を決めてドラッグするだけ。

多角形ツールはデフォルトで三角形になっていますが、自分で何角形にするか指定できます。

エッセンシャルグラフィックスのウィンドウから変更が可能です。

ツールパネルのペンツールで作れるのはシェイプだけです。特定の領域を切り抜いたり、エフェクトをかけたりする「マスク」はエフェクト内のペンツールから操作します。

手のひらツール

手のひらツールはドラッグでタイムラインを動かせる機能です。

手動でタイムラインの位置を調整したいときは手のひらツールが便利です。

ズームツール

手のひらツールを長押しするとズームツールに切り替えられます。

ズームツールはタイムラインの拡大・縮小ができる機能です。

ズームツールに切り替えるとポインターがプラスのアイコンになり、クリックすると拡大します。

「Alt」を押すとマイナスのアイコンになり、クリックで縮小が可能です。

ズームツールにしなくても「Alt+マウスホイール」でタイムラインの拡大縮小が可能です。編集作業はこちらの方が早いです。

横書き文字ツール

横書き文字ツールはテキストのエッセンシャルグラフィックスが作成できる機能です。

プログラムモニター上のテキストを入力したい箇所に、カーソルを合わせてクリックします。

そうするとボックスが表示されるので、文字を入力すればテキストのエッセンシャルグラフィックスが作成されます。

縦書き文字ツール

長押しで切り替えられる機能は縦書き文字ツールです。

名前の通り縦に文字を入力できます。

使い方は横書き文字ツールと同じです。

横書き・縦書きどちらも、エッセンシャルグラフィックスの画面でスタイルの変更が可能です。

【Premiere Pro】初心者が知っておきたい!基本的なテロップの入れ方!

ツールをショートカットキーで切り替える方法

上記のツールをクリックや長押し操作で切り替えるのは大変です。

ショートカットキーを覚えておけば、瞬時に使いたいツールに切り替えられます。

以下、上記で紹介したツールと対応するショートカットキー一覧です。

ツール名ショートカットキー
選択ツールV
トラックの前方選択ツールA
トラックの後方選択ツールShift+A
リップルツールB
ローリングツールN
レート調整ツールR
リミックスツール未設定
レーザーツールC
スリップツールY
スライドツールU
ペンツールP
長方形ツール未設定
楕円ツール未設定
多角形ツール未設定
手のひらツールH
ズームツールZ
横書き文字ツールT
縦書き文字ツール未設定

未設定のツールは自分でショートカットキーを設定することも可能です。

メニューバーの編集→「キーボードショートカット」、またはCtrl+ALT+Kで設定画面が開けます。

ツールの使い方まとめ

今回はPremiere Proの全ツールの使い方について、ご紹介しました。

まとめ
  • ツールパネルとツールについて
  • それぞれのツールの使い方
  • ツールのショートカットキー

編集する動画によっては、あまり使わない機能もあると思います。

ただそれぞれのツールが「何ができる機能なのか」をしっておけば、編集につまったときに解決できる可能性があります。

実際に私はリミックスツールの存在を知らず、短い動画にどうやってBGMを合わせたらいいかわかりませんでした。

いろいろ調べてリミックスツールを知って、解決できた経験があります。

どのツールで何ができるかしっておくと、作業効率が大幅に上がるので、一度触ってみてはいかがでしょうか。

Premiere Pro
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