
切り抜き動画を始めようと思い、最初に迷うのが「どの編集ソフトを使うか?」です。
あなたがどんな切り抜き動画を作るかによって、使いやすい編集ソフトも異なります。
今回はそれぞれの作業に合わせて、切り抜き動画におすすめの編集ソフトをご紹介します。
- 切り抜き動画ってどんな編集するの?
- どの編集ソフトか迷っている
- それぞれ編集ソフトの特徴がしりたい
切り抜き動画に必要な作業は?
切り抜き動画に必要な作業は以下の通りです。
- カット
- テロップ入れ
- 演出作成
- 素材入れ
カット
無音の部分や演出を作成するシーンを抽出して、カットしていく作業です。
カットをすることで、動画のテンポをよくしたり、主要な話題のみ抽出したりできます。
またカットをすることで、あとの作業も楽です。
例えば素材やテロップを乗せたあとにカットをする場合、素材の移動が大変です。
もちろん後からカットしたいと思うこともありますが、先にカットしておくことでそういった手間を減らせます。
テロップ入れ
音声に合わせてテロップ(字幕)を作成する作業です。
テロップ入れはフルテロップと部分的に入れるテロップがあります。
フルテロップの場合、単純にテキストに起こす量が多くなるため、作業量も増えます。
ただし、内容の理解度が上がり、音声が聞けない場所でも動画が楽しめるなどのメリットがあります。
部分的に入れるテロップは、主要な部分のみテキストに起こします。
例えば感嘆詞と呼ばれる「あ~」「え~」など意味を持たない言葉は、テキストにしません。
作業量は減りますが、フルテロップより内容の理解度は下がります。
演出作成
アニメーションやカラーなどで、雰囲気やイメージを変える編集です。
必須ではありませんが、いろいろな演出が作れるようになると動画を華やかにできます。
簡単なものだと話者が笑っているときにテキストを揺らしたり、落ち込んだときにモノクロを使ったりする演出があります。
素材入れ(画像・BGM・効果音・動画)
シーンごとに適宜素材を入れていく作業です。
こちらも必須ではありませんが、素材を入れると演出効果が上がります。
例えば効果音を使うと、動画で現実味や臨場感を表現することができ、視聴者を引きつける効果があります。
またBGMを使えば雰囲気を変えたり、画像や動画で演出効果を高めたりも可能です。
演出作成と同じく、素材が使えると動画を華やかにできます。
切り抜き動画におすすめの編集ソフトは?
実際に触ってみた編集ソフトをいくつかご紹介します。
Premiere Pro

有料・無料 | 有料 |
テロップ入れ | ★★★ |
演出作成 | ★★ |
画像・音入れ | ★★ |
操作性 | ★★ |
Adobe社が開発している有料の編集ソフトです。
AIの開発が進んでおり、自動文字起こしや無音区間のカットなどが簡単にできます。
また切り抜き動画だけではなく、動画編集全般に使える機能が揃っています。
有料なのが少しネックですが、今後切り抜き動画以外の編集や、動画編集を仕事にしたいと考えている方は、Premiere Proから学んだ方が効率はいいです。
AviUtl

有料・無料 | 無料 |
テロップ入れ | ★★ |
演出作成 | ★★★ |
画像・音入れ | ★★ |
操作性 | ★ |
AviUtlはカスタマイズ性が高く、ほしい機能があればプラグインである程度追加ができます。
若干UIや操作が特徴的なので慣れるまで時間はかかるかもしれませんが、慣れてしまえば自由度は一番かもしれません。
動画編集だけではなく、VFXやモーショングラフィックスも作れます。
YMM4

有料・無料 | 無料 |
テロップ入れ | ★ |
演出作成 | ★ |
画像・音入れ | ★★ |
操作性 | ★★★ |
YMM4はゆっくり解説動画を作るための編集ソフトです。
ゆっくり解説動画に特化したものですが、非常に軽いので低スペックPCでも動くのが最大のメリットです。
さらにUIが非常にわかりやすいので、どこをいじれば何ができるか、初心者の方にもわかりやすい作りになっています。
もし機能が物足りないと感じたら、AviUtlと連携もできるので、他のソフトが難しいと感じたらYMM4がおすすめです。

DaVinci Resolve

有料・無料 | 無料 |
テロップ入れ | ★★ |
演出作成 | ★★★ |
画像・音入れ | ★★ |
操作性 | ★★ |
DaVinci Resolveはブラックマジックデザインが開発・販売している動画編集ソフトです。
元々カラーコレクションシステムを開発していた会社なので、色補正の機能が豊富です。
色補正に関してはPremiere Proより上だという方も多く、DaVinci Resolveに乗り換えたという方もちらほら見かけます。
無料でもPremiere Pro負けず劣らずのソフトなので、無料で切り抜き動画以外の編集もやりたい方にはおすすめです。
結局どれがいいの?
どのソフトでも切り抜き動画は作れるので、自分が使いやすいと感じるものを使うのが一番です。
また実際に触ってみないと、わからないことが多いです。
個人的にAviUtlとDaVinci Resolveは少し操作がしにくいと感じる部分があり、私はPremiere ProとYMM4をメインで使用しています。
この感覚は人によって異なりますし、どういう動画を作りたいかによって編集ソフトも変わるでしょう。
Premiere Proも最初の7日間は無料で使えるので、可能であれば全て触ってみるのがおすすめです。
それぞれソフトの特徴、操作性、UI、できることなどがわかれば、あなたに合うソフトがわかります。
切り抜き動画におすすめな編集ソフトまとめ
今回は切り抜き動画におすすめな編集ソフトについて解説しました。
- 切り抜き動画に必要な作業
- それぞれ編集ソフトの特徴
- 編集ソフトは人それぞれ
どの編集ソフトでも切り抜き動画は作れるので、実際に触って使いやすいものを使ってみてください。
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