
23年1月現在、最新バージョンのv23.1で書き出し時の不具合が報告されています。
【トラブルシューティング】Premiere Pro2023(23.1)及びMedia Encoder2023(23.1)での書き出しの問題について
ベータ版で修正が行われましたが、正式にアップデートされるまでは通常版で書き出しができません。
v23.1でどんなエラーが発生しているのか、原因と解決方法についてご紹介します。
このエラーは2023/02/17のアップデートで修正されました。
Adobe Creative Cloudからアップデートが可能です。
現在発生している書き出しのエラーとは?
保存先のフォルダ名に全角文字(2バイト文字)が入ってる場合に、エラーメッセージが表示され、動画が再生できないというものです。
ファイルの読み込み機能により、〇〇のファイル構造の矛盾が検出されました。このファイルのメタデータXMP)の読み書きが無効になりました。
このメッセージが表示された場合、動画ファイルは作成されますが再生しても映像が映らず、サイズも1KB程度になってしまいます。
書き出しエラーの対処法は?
このエラーは以下の方法で回避できます。
- ベータ版を使う
- Premiere Proの古いバージョンを使う
- 保存先のフォルダ名を変更する
ベータ版を使う
ベータ版は開発中の機能やエラーが修正されたものを、リリース前に試せるものです。
ベータ版は2023/01/11に修正されたので、問題なく書き出しが行えます。
Adobe Creative Cloudを開いて、カテゴリにあるベータ版アプリからインストールできます。

Premiere Proの古いバージョンを使う
Adobe Creative Cloudから古いバージョンのPremiere Proがインストールできます。
すべてのアプリからPremiere Proの右側にある三点リーダをクリックして「他のバージョン」を選択。

以前のバージョン一覧が表示されるので、お好きなものをインストールしてください。

ただし、最新のPremiere Proで作成したプロジェクトを古いバージョンで開くためには、変換が必要な場合があります。
Premiere Pro 15.x で、以前のバージョンのプロジェクトを開く
ですので、古いバージョンを使うのであれば、そのまま古いバージョンですべての編集を行った方が無難です。
保存先のファルダ名変更
保存先のファルダ名に日本語が含まれていなければ問題なく書き出しができます。
注意してほしいのがフォルダの階層すべてに日本語が含まれているとNGだということ。
例えば「C:\Users\ドキュメント\movie」に保存してもうまく書き出せません。
途中の「ドキュメント」が全角の2バイト文字なので「C:\Users\document\movie」に変換するなど工夫が必要です。
ただベータ版や古いバージョンをインストールするより手間がかかりません。
一時的なエラー回避はこのやり方がおすすめです。
v23.1でうまく書き出しができない場合の対処法まとめ
今回はv23.1でうまく書き出しができない場合の対処法についてご紹介しました。
- ベータ版を使う
- Premiere Proの古いバージョンを使う
- 保存先のファイル名変更
正式にアップデートがリリースされれば、今回のエラーも修正されると思います。
それまで一時的にエラーを回避してPremiere Proを使いたいという方は、上記の方法を試してみてください。
コメント