AI界隈で人気のLoRAに「Flat2」というものがあります。
名前は聞いたことあるけどどういうLoRAなのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
今回はこのFlat2というLoRAについて、詳しく解説します。
Flat2とは?
Flat2は、画像の書き込み量を調整できるLoRAです。
重さを変えることで、線がくっきりさせたり、フラットな画像を生成したりできます。
Flat2の使い方
ダウンロード
まずは以下のページからLoRAデータをダウンロードしてください。
civitai、huggingfaceどちらからでもダウンロード可能です。
ダウンロードしたファイルを以下のパスに置きます。
stable-diffusion-webui\models\Lora
Stable Diffusion Web UIを起動して、LoRAタブに表示されれば導入は完了です。
使用方法
LoRAタブからflat2をクリックすると自動でプロンプトが入力されます。
あとはweightを変えればそれに応じでLoRAが適用されます。
<lora:flat2:1> 赤字がWeight
最初にも比較画像を載せましたが、マイナスにすると書き込み量が増え、プラスにするほどフラットな画像になります。
こちらはhires.fixを使用した場合の比較画像です。
-1~1でも結構変わるので、この間辺りで調整すると自分好みの画像が生成できるかもしれません。
Flatのライセンスは?商用利用について
Civitaiのページだとライセンスについて何の表記もなく、商用利用について判断できません。
ただhuggingfaceのページだと「creativeml-openrail-m」が設定されており、商用利用可となっています。
Flat2と似たようなLoRA
他にもFlat2と同じように書き込み量を調整できるLoRAがいくつか存在します。
以下は全てCivitaiでもライセンスが設定されているものなので、もしFlat2を使うのが不安であれば、こちらを使うという選択肢もありです。
Flat2の使い方まとめ
今回は書き込み量を調整できる「Flat2」というLoRAをご紹介しました。
線の輪郭が顕著に表れるので、綺麗と思う方もいるかもしれませんが、正直好みは別れるかと思います。
輪郭がハッキリしすぎると不自然さも際立ってしまうため、生成する内容やモデルによって調整が難しいLoRAとなっています。
逆にアニメ調のフラットな画像を生成したい場合はそこまで違和感もないので、生成したい画像に合わせて試行錯誤してみてください。