ComfyUI DesktopがWindowsでAMD ROCmを公式サポートし、Radeon/Ryzen AIでも数ステップで画像生成が可能になりました。
これまでWindows×AMD環境でのローカル画像生成は、DirectMLやZLUDA頼みで不安定でした。2026年、ComfyUI DesktopがついにAMD ROCmを公式サポート。Radeonグラボやryzen AIでも「インストールから初回生成まで数ステップ」で到達できるようになりました。この記事では、AMDユーザー向けにROCm対応版ComfyUIの導入と最適化を解説します。
AMD ROCm公式対応の概要
ComfyUI DesktopのWindows版は、v0.7.0(2026年初頭)以降でAMD ROCmを正式サポートしました。
- 対応GPU:対応するAMD Radeonグラフィックスカード、Ryzen AI CPU
- 同梱ROCmバージョン:現行のDesktop/Portable版はROCm 7.1.1を利用
- NVIDIAのCUDAに頼らず、AMDネイティブで画像・動画生成が動く
これまでAMD環境で苦労していたユーザーにとって、DirectML比で大幅な速度改善が期待できる大型アップデートです。
3つのインストール方法
AMDハードウェアでComfyUIを導入する方法は3通りあります。用途に応じて選びましょう。
| 方法 | 特徴 | おすすめ層 |
|---|---|---|
| 公式Windows .exeインストーラー | ROCm 7.1.1同梱・最短で初回生成へ | 初心者・とにかく動かしたい人 |
| 公式ポータブル版(GitHub) | 展開して即起動・環境を汚さない | 複数バージョン併用者 |
| git手動セットアップ | 最新コミット追従・カスタマイズ自由 | 上級者・開発者 |
初めてのAMD ROCm環境なら、まずは公式.exeインストーラーが最も摩擦が少なくおすすめです。ROCm 7.1.1と主要モデル向けのチューニング済みパイプラインが同梱されています。
セットアップ手順(.exeインストーラー版)
- ComfyUI公式サイトからWindows用インストーラーをダウンロードする
- インストーラーを実行し、AMD(ROCm)ビルドを選択する
- 初回起動時にROCm 7.1.1が自動で構成される
- モデルフォルダに使いたいcheckpoint/diffusionモデルを配置する
- ワークフローを読み込み、Queueで初回生成を確認する
インストーラーがROCmのセットアップを肩代わりするため、従来のような手動でのHIP SDK導入やパス設定は不要です。
ドライバとパフォーマンス最適化
最適な結果を得るためのポイントは以下です。
- 推奨ドライバ:AMD ROCm 7.1.1 Previewドライバ
- 起動オプション:
--use-pytorch-cross-attentionを付与するとメモリ効率が改善 - ポータブル版・git版でもROCmは利用可能
報告されているケースでは、ROCm 7.1.1環境でAMD ComfyUIが従来比で大幅な高速化(最大数倍)を達成しています。VRAMに余裕がない場合は、GGUF量子化モデルと組み合わせるとさらに安定します。
AMD環境での注意点
- 対応GPUの確認:すべてのRadeonが対応するわけではないため、公式の対応リストを事前に確認する
- ドライバの整合性:ROCm版とグラフィックスドライバのバージョンがずれると起動失敗の原因になる
- VRAM管理:FLUX.2など大型モデルはGGUF Q4/Q5で運用し、
--use-pytorch-cross-attentionを併用する - 動画モデル:Krea2・LTX2など動画系はVRAM消費が大きいため、まず画像生成で安定を確認してから移行する
まとめ
WindowsのAMDユーザーにとって、ComfyUIの公式ROCm対応は待望のアップデートです。
- 公式.exeインストーラーならROCm 7.1.1同梱で最短導入
--use-pytorch-cross-attentionでメモリ効率を底上げ- 大型モデルはGGUF量子化と併用して安定運用
これまでNVIDIA一択だったローカル画像生成に、AMDが現実的な選択肢として加わりました。手持ちのRadeon/Ryzen AI環境を眠らせている人は、この機会にComfyUI公式版で試す価値があります。
よくある質問(FAQ)
ComfyUIのAMD ROCm対応はいつから?
Windows版ComfyUI Desktopは、v0.7.0(2026年初頭)以降でAMD ROCmを正式サポートしています。現行のDesktop/Portable版はROCm 7.1.1を同梱しています。
どのインストール方法が初心者向けですか?
ROCm 7.1.1同梱の公式Windows .exeインストーラーが最も摩擦が少なくおすすめです。手動でのHIP SDK導入やパス設定が不要で、初回生成まで数ステップで到達できます。
推奨ドライバと起動オプションは?
AMD ROCm 7.1.1 Previewドライバが推奨されます。起動オプションに --use-pytorch-cross-attention を付与するとメモリ効率が改善します。
すべてのRadeonで動きますか?
いいえ。対応GPUが限られるため、導入前に公式の対応リストを確認してください。ドライバとROCm版のバージョン整合も起動失敗を避けるうえで重要です。