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画像の照明を操作できる「IC-Light」のインストール方法と使い方

2024年5月8日にControlNetなどの制作者であるlllyasvielさんが、照明を操作できる「IC-Light」をリリースしました。

今回はこの「IC-Light」のインストール方法や使い方についてご紹介します。

こちらは拡張機能ではなくスタンドアローンで使う方法です。

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IC-Lightとは?

IC-Light は、画像の照明を操作できるツールです。

「IC-Light」という名前は、「Imposing Consistent Light」の略のようで、画像を取り込みプロンプトや光の位置を指定することで、さまざまな照明を再現することができます。

以下はデフォルトの設定で使ってみたサンプルです。

左が元画像・右がIC-Lightで処理しています。

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IC-Lightのインストールする準備

IC-Lightをインストール・使用するにはpythonとgitと必要です。

SDWebUIをローカルに入れている方は、既にインストール済みなので飛ばしてOKです。

pythonのインストール

IC-Lightはpythonで動かしているため、pythonのインストールが必要です。

Python 3.10系なら問題ないと思いますがStable Diffusionだと3.10.6が推奨されているので、今回も3.10.6で解説します。

以下URLから環境に合わせて、インストーラーをダウンロードしてください。

Python Release Python 3.10.6
The official home of the Python Programming Language

インストーラーを実行します。

最初の画面で「Add python.exe to PATH」にチェックを入れてからインストールします。

これはPythonをシステム全体で使うために、自動的に環境変数を追加してくれるものです。

チェックをいれると、コマンドプロンプトなどでPythonが使えるようになります。

あとはそのまま進めばインストール完了です。

gitのインストール

gitは、Githubなどで公開されているツールをローカルで使用・開発・更新したりするのに必要なものです。

Windowsの方はGit for windowsをインストールすることで、gitコマンドが使えるようになります。

Git for windowsは以下URLの「Download」からダウンロード可能です。

Git for Windows
We bring the awesome Git VCS to Windows

インストーラーを起動するといろいろ設定ウィンドウが表示されますが、全て「Next」で問題ありません。

最後の「View Release Notes」は更新履歴が確認できるものなので、必要がなければチェックを外して「Finish」をクリックします。

これでGit for Windowsのインストール完了です。

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IC-Lightのインストール

まずIC-Lightをインストールしたいパスでターミナルと開き、以下のコマンドを実行してください。

git clone https://github.com/lllyasviel/IC-Light.git

IC-Lightのディレクトリが作成されるので、そちらに移動します。

cd IC-Light

仮想環境を作成します。

python -m venv venv

仮想環境をアクティブ化します。

./venv/scripts/activate

次にpip install~を実行します。1行ずつ行ってください。

pip install torch torchvision --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu121
pip install -r requirements.txt

最後に以下のコードを実行すると初回のみモデルが自動でダウンロードされ、最後の方に表示されるURLを開けば起動できます。

python gradio_demo.py

2回目以降もこのコードを実行すれば起動可能です。

URLが開けない場合

Ctrl+クリックでURLが開けない場合、ブラウザに直接入力すると開くことができるみたいです。

http://localhost:7860/

EasySdxlWebUiでIC-Lightを使う

以前紹介したEasySdxlWebUiにIC-Lightが追加されました。

こちらだとバッチファイルを起動するだけで簡単にインストール・起動が行えます。

インストール手順がうまくいかない場合は、こちらの方が簡単です。

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IC-Lightの使い方

まず照明を操作したい画像を以下に取り込みます。

どんな照明・背景にしたいかプロンプトで入力します。今回はlistにある「sunshine from window」を使用しました。

Lighting Preference (Initial Latent)で照明の方向を指定します。

Imagesは何枚生成するかです。

これでRelightボタンを押すと処理が始まります。

記事冒頭で紹介したのと同じですが、左が元画像、右がIC-Lightを使用したものです。

なお、下にサンプルがあるので、そちらをクリックすればプロンプトや照明の位置などを確認できます。

また照明が強すぎると感じたらAdvanced optionsのLowres Denoise (for initial latent)を下げると調整できます。

Highres Denoiseなどもいじれるので、良い感じになるまで試行錯誤してみてください。

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IC-Lightの使い方まとめ

今回は照明を操作できるIC-Lightの使い方をご紹介しました。

まだ使い方がわかっていない部分があるので、とりあえず動かすところまでとなりますが、これでIC-Lightは使えると思います。

興味がある方はぜひ試してみてください。

参考URL:https://twitter.com/oron1208/status/1788214447141745036

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イクリ

Stable Diffusionを使った画像生成AIの情報をメインに発信しています。
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