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【2024年】Google ColabでComfyUIを使う方法

ComfyUIはノードベースで使用できるStable DiffusionのUIです。

今回はこのComfyUIをGoogle Colabで使う方法についてご紹介します。

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Google Colabは有料版を使用

まずGoogle Colabで画像生成を行う場合は、有料版を使う必要があります。

以前は無料でもStable Diffusionを動かせたのですが、ユーザーが増えたため制限がかかるようになりました。

厳密には無料でもコードの実行はできますが、途中で接続を切られてしまいます。

そのため、Google ColabでWebUIを動かす場合は、基本有料版を使用することになります。

・Google Colabのプラン
https://colab.research.google.com/signup/pricing?hl=ja

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Google ColabでComfyUIを使う方法

ComfyUIのインストール

公式のものだとComfyUI_managerがインストールできないので、ComfyUI_managerのノートブックを使用します。

以下のURLからノートブックをダウンロードしてください。右上の矢印ボタンからダウンロードできます。

ComfyUI-Manager/notebooks/comfyui_colab_with_manager.ipynb at main · ltdrdata/ComfyUI-Manager
ComfyUI-Manager is an extension designed to enhance the usability of ComfyUI. It offers management functions to install,...

Google Colabの「ファイル」→「ノートブックを開く」→「アップロード」からダウンロードしたノートブックを開きます。

次にメニューバーの「ランタイム」→「ランタイムのタイプを変更」を開きます。

使用するランタイムを選択します。タイプはpython3、ハードウェアアクセラレータはT4GPUで問題ありません。

A100 GPUを使うとより高速処理が可能ですが、その分コンピューティング ユニットの消費量も大きくなります。

処理やコンピューティングユニットの残量に合わせて調整してください。

保存したら、右上の接続をクリックします。

緑色のチェックマークが出たらコードの実行が可能です。

まず右上のチェック項目を確認します。

それぞれ以下の通りです。

USE_GOOGLE_DRIVE:Goolge Driveを使用するか
UPDATE_COMFY_UI:ComfyUIをアップデートするか
USE_COMFYUI_MANAGER:ComfyUI_Managerを使用するか
INSTALL_CUSTOM_NODES_DEPENDENCIES:カスタムノードの依存関係をインストールするか

Google Driveをマウントせずに使用した場合、ランタイム接続が切れるとデータは全て削除されます。

Google Driveの容量にもよりますが、継続的に利用したい方はGoogle Driveの使用をおすすめします。

またComfyUI_Managerは、カスタムノードやモデルなどの管理ができるツールです。

非常に便利なツールなので、こちらも入れておくのをおすすめします。

基本は全てチェックで問題ありませんが、使用しないものがあれば外しておいてください。

チェックを入れたら一番上のコードを実行します。左上のボタンをクリックするだけです。

途中Google Driveへのマウント許可を求められるので、案内に沿って進めてください。

実行ボタンのグルグルが止まったらインストールは完了です。

モデルのダウンロード

2つ目のコードでモデルをダウンロードできます。

予めモデルやLoRAなどのコードが記載されているので、もし使用したいものがあれば、行頭の「#」を削除して実行してください。

行頭に#があるとコメント扱いになるので、その行は処理されません。

自分で指定する場合は、huggingfaceとCivitaiで書き方が異なります。

赤字がモデルのURL、青がパスです。Civitaiはパスの後にファイル名も入力する必要があります。

・huggingface
!wget -c https://huggingface.co/stabilityai/stable-diffusion-xl-refiner-1.0/resolve/main/sd_xl_refiner_1.0.safetensors -P /content/drive/MyDrive/ComfyUI/models/checkpoints/

・Civitai
!wget -c https://civitai.com/api/download/models/95489/ -O /content/drive/MyDrive/ComfyUI/models/checkpoints/anyloraCheckpoint_bakedvaeBlessedFp16.safetensors

パスはLoRAやVAEなどダウンロードするデータに合わせて書き換えてください。

基本「/content/drive/MyDrive/ComfyUI/models」内にデータを置きます。

フォルダアイコンから階層が確認できます。

また速度は遅いですが、ローカルから直接アップロードすることも可能です。

notebook経由だと遅いので、Google Driveをマウントしている場合は、直接アップロードした方が早いです。

アップロード後、更新ボタンを押せばデータが反映されます。

ComfyUIの起動

ComfyUIを起動する場合は、3つ目のコードを実行します。

その下にも起動用のコードがありますが、Run ComfyUI with cloudflared (Recommended Way)が推奨されているので今回はこちらを使用します。

なお、Google Driveをマウントしている場合、最後の行だけ修正が必要です。

また私の環境だと「ModuleNotFoundError~」が表示され起動できなかったので、同じエラーが出る方は以下を追加してから実行してください。

・修正前
!python main.py --dont-print-server

・修正後
!pip3 install --force einops==0.4.1
!pip3 install --force torchsde
!python /content/drive/MyDrive/ComfyUI/main.py --dont-print-server

修正後にコードを実行します。

出力に「~trycloudflare.com」とURLが表示されるので、そちらを開けばComfyUIが表示されます。

2回目以降の起動

Google driveをマウントしている場合は、マウント後に3つ目のコードを実行すれば起動できます。

ますdriveのアイコンクリックします。

マウント用のコードが追加されるので、実行してください。

最後に3つ目のコードを実行すれば起動できます。

Google driveを使用していない場合は、1つ目のコードから実行してください。

ComfyUIの使い方

URLを開くとこんな画面が表示されます。

Load Checkpointが使用するモデルを指定。

上のCLIP Text Encode(Prompt)に生成したいもの、下に生成したくないものを入力します。

入力後にメニューのQueue Promptを押せば、画像生成が始まります。

workflowの使い方

workflowは何らかの処理を行うため、既にノードが繋がれた状態を指します。

ComfyUIはノードを繋いで使いますが、最初は理解するのが少し難しいので、既に作られたworkflowを取り込んで使った方が簡単です。

公式で基本のworkflowが紹介されています。

ComfyUI Examples
Examples of ComfyUI workflows

例えば「2 Pass Txt2Img (Hires fix) Examples」を使いたい場合は、画像をComfyUIにD&Dすればhires fix用のworkflowが使えます。

もし特定のノードが使えず赤い表示が出た場合は、メニューのManager→Install Missing Custom Nodesを開くと、必要なカスタムノードをインストールできます。

workflowはCivitaiやOpenArtなどにあるので、探してみてください。

https://civitai.com
https://openart.ai/

また別の記事でもComfyUIについて解説しているので、こちらも参考にしてみてください。

ComfyUIを終了する

Google Colabはランタイム接続中にコンピューティングユニットを消費します。

そのため、使用しない時は接続を切った方が節約できます。

ノートブックのメニューバーから「ランタイム」→ランタイムを接続解除して削除」を押すだけです。

画像生成を行わない時は、必ず切るようにしておきましょう。

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Google ColabでComfyUIを使う方法まとめ

今回はGoogle ColabでComfyUIを使う方法について解説しました。

Google Colabは連続生成や長時間使用に不向きですが、PCスペック不足などを補いたい場合は便利なサービスです。

実際私がローカルだとスペック不足、Paperspaceだと容量の関係でComfyUIの使用が難しかったため、今回Google Colabを使用しました。

使えないタイミングとかもほぼないので、単発で何らかの処理を行いたい場合は、Google Colabの方がいいかもしれません。

ローカルより導入も簡単なので、興味がある方は使ってみてください。

ComfyUI
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イクリ

Stable Diffusionを使った画像生成AIの情報をメインに発信しています。
以前多ジャンルで運営していましたが、全ジャンルに同じ熱量を注ぐのが難しく分割しました。
AI以外のジャンルはnoteでゆるく運営してます。

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