
Stable Diffusion Web UIは定期的にアップデートがされ、機能の追加やバグの修正、改善が行われています。
ただし、どんなアップデートが行われたのか、アップデートをどうやってやるのか、わからない方も多いのではないでしょうか?
今回はStable Diffusion Web UIのアップデートの内容確認、実行、ダウングレードする方法について詳しく解説します。
アップデートする方法について詳しくしりたい方はぜひ参考にしてみてください。
- アップデートを実行する方法がしりたい
- アップデートがあったときすぐに確認したい
- アップデートの前に内容を確認したい
Stable Diffusion Web UIのインストール方法はこちら!
Stable Diffusion Web UIのアップデート内容を確認する方法
アップデート内容はStable Diffusion Web UIが公開されているgithubで確認ができます。
右カラムにリリースという項目があるので、そこで最新Verがいくつなのか、最後にリリースされたのがいつなのか確認ができます。

リリースのバージョンがテキストリンクになっているので、そこをクリックすればアップデート内容が記載されたページに行けます。
Stable Diffusion Web UIのアップデートをチェックする方法
アップデートがあったときになるべく早く知りたいという方は多いと思います。
GitのアカウントやSNSで製作者をフォローするという方法もありますが、Stable Diffusion Web UIはコマンドライン引数でアップデートのチェックができます。
定期的にStable Diffusion Web UIを使用している方であれば、こちらの方法がおすすめです。
まずStable Diffusion Web UIのフォルダ内にある「webui-user」というバッチファイルを右クリックして、編集を開きます。

「set COMMANDLINE_ARGS=」という項目があるので、そこに「--update-check」と入力します。
保存してバッチファイルを起動すると、アップデートがあった場合、ターミナルに以下の文章が表示されます。

You are not up to date with the most recent release.
Consider runninggit pull
to update.最新のリリースに対応していません。
git pullを実行して更新することを検討してください。
この表示の有無で最新アップデートの確認ができます。
Stable Diffusion Web UIを定期的に触る人にはおすすめです。
Stable Diffusion Web UIをアップデートする方法
それでは実際にアップデートを実行する方法について解説します。
ターミナルの文章にも書いてありますが、「git pull」コマンドで簡単にアップデートすることができます。
まずStable Diffusion Web UIのフォルダ内に行き、空白部分を右クリックしてターミナルを開きます。

そうするとStable Diffusion Web UIのディレクトリでターミナルが開かれるので「git pull」と入力して実行します。

これでアップデートが実行されるので、終わったらバッチファイルを起動してみてください。
Versionが最新リリースと同じになっていれば無事アップデートできています。

依存関係の更新
git pullでアプリケーションのアップデートはできますが、アプリケーションに必要なモジュールは別途更新する必要があります。
更新にはNode.jsが必要です。
インストールしていない方はこちらからインストーラーをダウンロードしてください。
LTSと最新版がありますが、一般的にLTSの方をインストールします。
特に設定する項目はないので、全てそのまま進めてインストールで問題ありません。
Node.jsがインストールできたらStable Diffusion Web UIのフォルダでターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。
npm init
これは「package.json」というファイルを作成するためのコマンドです。
いろいろ質問される項目が表示されますが、全てEnterで進めて問題ありません。
最後まで実行するとフォルダ内に「package.json」というファイルが作成されます。
「package.json」が作成できたら以下のコマンドで依存関係を更新します。
npm install
環境によって秒数は異なりますが、以下が表示されたら更新は完了です。

Stable Diffusion Web UIをダウングレードする方法
アップデートを行ったあとに前バージョンに戻したいと感じたら、以下のコマンドで前バージョンを使用することができます。
git checkout バージョン
例えばv1.2.1を使用したいのであれば「git checkout v1.2.1」と入力して実行します。
実行して以下のように「v1.2.1に切り替えている」と表示されたら、v1.2.1でWeb UIを起動できます。

なお、これは過去のバージョンに切り替えられるコマンドなので、一度git pullでアップデートを行った場合はすぐ最新Verに戻すことも可能です。
git checkout master
Stable Diffusion Web UIをアップデートするときの注意
Stable Diffusion Web UIでアップデートするときの注意について、いくつかご紹介します。
事前にバックアップを取る
もし不安であれば、アップデートを行う前にデータや設定ファイルのバックアップを取っておきましょう。
ローカルアプリケーションなのでコピーファイルを作成しておけば、予期せぬ問題が発生してもすぐ復元できます。
アップデートの内容を確認する
アップデートの内容を見たら前の方が良かったなんてことが良くあります。
またアップデートの実行で何らかの不具合や問題が発生しないとも限りません。
事前にアップデートの詳細や情報を確認してから、アップデートするようにしましょう。
Stable Diffusion Web UIをアップデートする方法まとめ
今回はStable Diffusion Web UIのアップデートを確認・実行する方法について、解説しました。
- Stable Diffusion Web UIのアップデートの内容を確認する方法
- Stable Diffusion Web UIのアップデートをチェックする方法
- Stable Diffusion Web UIをアップデートする方法
- 依存関係の更新
- Stable Diffusion Web UIをダウングレードする方法
- Stable Diffusion Web UIをアップデートするときの注意
現在AI業界はものすごい早さで進化しており、より便利な機能の追加や改善が行われる可能性があります。
アップデートを常に確認できる状態にしておけば、最新情報をいち早く取得することが可能です。
可能な限り早めに情報を取得して、より最新の環境で画像生成を楽しんでみてください。
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