![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/Stable-Diffusion-6-1024x576.jpg)
Stable Diffusion Web UIを使っている方は、Civitaiからモデルをダウンロードして利用している方が多いと思います。
Civitaiのデータを扱うときに便利な拡張機能が「Civitai Helper」です。
今回は「Civitai Helper」の機能と使い方について、ご紹介します。
Stable Diffusion Web UIのインストールがまだの方はこちらを参考にしてみてください。
Civitai Helperって何ができるの?
Civitai Helperを使うと以下のようなことができます。
- モデルやLoRAのサムネイルを取得
- URLからモデル情報を取得
- URLからモデルデータのダウンロード
- モデルの新しいバージョンチェック
- LoRA入力時にTrigger Wordsも入力
- サムネイル画像のプロンプトをワンクリックで入力
Civitai Helperのインストール
Civitai Helperは手動でインストールする必要があります。
Stable Diffusion Web UIを起動後、「Extensions」→「Install from URL」→「URL for extension's git repository」に下記URLを入力して、「Install」をクリックします。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/スクリーンショット-2023-05-11-132115-1024x418.png)
「Installed」のタブにCivitai Helperが表示されていれば、正しくインストールできています。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/image-63.png)
設定を反映させるため、Stable Diffusion Web UIを一度再起動してください。
Civitai Helperというタブが追加されていればインストール完了です。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/image-64.png)
Civitai Helperの機能と使い方
Civitai Helperの機能と使い方について、それぞれ解説します。
- Scan Models for Civitai(サムネイルの取得)
- Get Model Info from Civitai by URL(モデル情報の取得)
- Download Model(モデルのダウンロード)
- Check models’ new version(モデルのバージョンチェック)
- その他の設定
Scan Models for Civitai(サムネイルの取得)
インストール済みのモデルデータから、一括でサムネイルを取得できる機能です。
サムネイルを取得したいmodel Typesを選択してscanをクリックしてください。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2024/01/image-147-1024x286.png)
そうすると自動でサムネイルが設定できます。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/image-68.png)
Get Model Info from Civitai by URL(モデル情報の取得)
これはScanで取得できなかったモデルのサムネイルや情報を、手動で取得できるものです。
まず「Model Type」で取得したいモデルのタイプを選択します。
今回はLoRAを選択して情報を取得してみます。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/image-69.png)
一番右側のmodelで取得したいモデルを選択します。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/image-74.png)
「Only Show Models have no Info」はモデル情報のファイル(.info)がないモデルのみ表示できるオプションです。
チェックを入れておくと、Scanで取得できなかったモデルのみ表示されます。
次に選択したmodelのURLを「Civitai URL」に入力します。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/image-72.png)
この状態で「Get Model Info from Civitai」をクリックすれば、モデルデータ(.info)とサムネイルがダウンロードされます。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/image-73.png)
Download Model(モデルのダウンロード)
これはStable Diffusion Web UI上で、Civitaiのモデルがダウンロードできる機能です。
CivitaiのURLを入力するだけで、対象のディレクトリにモデルが保存されます。
まずダウンロードしたいモデルのURLを「Civitai URL」に入力して、「Get Model Info by Civitai Url」をクリックします。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/スクリーンショット-2023-05-12-151936-1024x116.png)
「Model Name」「Model Type」は自動で入力されます。
「Sub-folder」はモデルの保存先です。デフォルトのままなら「/」を選択します。
もしモデルの階層にさらにディレクトリがある場合は、そちらを選択することも可能です。
「Model Version」ではダウンロードするモデルのバージョンが指定できます。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/image-77-1024x136.png)
最後に「Download Model」をクリックすればダウンロードが始まり、モデル本体、サムネイル、モデル情報が全て保存されます。
Check models’ new version(モデルのバージョンチェック)
使用しているモデルに新しいバージョンがあるかチェックできる機能です。
まず「Model Types」でチェックするモデルの種類を選択します。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/image-78.png)
「Check New Version from Civitai」をクリックするとチェックが始まります。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/image-79.png)
もしバージョンアップしたモデルがあると、このように表示されます。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/スクリーンショット-2023-05-12-155339-1.jpg)
①はCivitaiのモデルページ、②はモデルのダウンロードリンク、③はStable Diffusionのフォルダに直接ダウンロードされます。
③は便利ですが、たまに接続が途切れてしまう場合もあるので、その場合は②を試してみてください。
なお、②・③どちらでダウンロードしても以前のバージョンは残ったままです。
前バージョンが不要な場合は、手動で削除する必要があります。
その他の設定
サムネイル取得時のオプションを設定できます。
アップデートでStable Diffusion Web UIのsettingタブに移動しました。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2024/01/image-148.png)
1.Download Max Size Preview | 大きいサイズの画像をサムネイルに設定 |
2.Skip NSFW Preview Images | 成人向けのサムネイルをスキップ |
3.Open Url At Client Side | URLをクライアント側で開く |
Open Url At Client Sideについては具体的にどういう機能かわかりませんでした。
サムネイル上に表示されるアイコンの意味
txt2imgからLoRAやTextual Inversionのタブを開くと、モデルデータを表示できます。
Refreshの横にある更新ボタンを押すと、Civitai Helperのアイコンが表示されます。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/スクリーンショット-2023-05-12-181327.png)
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/12/image-3.png)
![]() | 学習データ |
![]() | モデルの詳細データ&画像生成 |
![]() | Civitaiのモデルページを開く |
![]() | Trigger Wordsを入力する |
![]() | サムネイルと同じプロンプトを入力する |
![]() | モデルの削除(データそのものがフォルダから削除されます) |
Stable Diffusion Web UIでCivitai Helperを使う方法まとめ
今回はStable Diffusion Web UIでCivitai Helperを使う方法について解説しました。
- Civitai Helperは自動でサムネイルの取得、トリガーワードの入力ができる
- サムネイルはCivitaiのモデルのみ
- モデルのバージョンチェックも可能
- ワンクリックでいろいろ操作ができる
直接Civitaiに行かなくても、Stable Diffusion Web UI上でサムネイルの自動取得やモデルのバージョン管理ができるようになります。
LoRAデータ使用時もTrigger Wordsをコピペする必要がないため、画像生成の効率も上がります。
Civitaiのモデルを利用している方には便利な機能が揃っているので、興味があればぜひ使ってみてください。
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