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【Stable Difussion Web UI】LyCORIS(LoCon・LoHa)をインストールする方法!機能と使い方について解説!

使用モデル:https://civitai.com/models/10028/neverending-dream-ned

AUTOMATIC1111のバージョン1.5.0でlycorisの拡張機能は不要になりました。拡張機能なしでlycorisを使用できます。

Stable Difussion Web UIは画像生成AIをWebアプリケーションで動かせるようにしたものです。

モデルに対して別のモデルを適用させる「LoRA」という技術が有名ですが、新しいアルゴリズムを開発して「LyCORIS」という技術が生まれました。

こちらは「LoRA」よりも学習効率が高く、画像の再現性も高いそうです。

今回はStable Difussion Web UIで「LyCORIS」を使う方法について解説します。

LyCORISのモデルを使って画像生成したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

こんな方におすすめ
  • LyCORISがどういったものかしりたい
  • LyCORISのモデルを使ってみたい
  • Web UI上でLyCORISを使う方法がしりたい

Stable Difussion Web UIをインストールしていない方はこちらの記事を参考にしてみてください。

Stable Difussion Web UIで使えるLyCORISって何?

特定の画像から学習モデルを作成したり、モデルを適応させて画像生成したりできるものがLyCORISです。

用途はLoRAとほぼ一緒ですが、アルゴリズムや適応させる手法が微妙に違います。

下記URLを見ると、元々LoRAの学習に利用できる「LoCon」というアルゴリズムが開発され、そこからさらに新しい「LoHa」というアルゴリズムが開発されました。

LoHaが出来たタイミングでLoConとLoHaを内包する形で「LyCORIS」となったそうです。

としあきdiffusion Wiki*

学習環境では非常に覚えがよく、画像の再現性も向上しているため、理想の画像が生成しやすくなっています。

LoRAとの比較やアルゴリズムに関しては、こちらの詳細をご確認ください。

https://github.com/KohakuBlueleaf/LyCORIS/blob/main/Demo.md
https://github.com/KohakuBlueleaf/LyCORIS/blob/main/Algo.md

この記事では学習させる方法ではなく、LyCORISのモデルをWeb UIで使い、画像生成する方法について解説します。

LoRAの使い方や学習方法はこちらの記事を参考にしてみてください。

Stable Difussion Web UIにLyCORISをインストールする方法

Web UIでLyCORISを使用するには拡張機能が必要です。

まずWeb UIを起動して「Extensions」タブから「Available」タブを開きます。

「Load from:」をクリックして拡張機能を読み込み、「Search」に「LyCORIS」と入力します。

そうすると「LyCORIS」の拡張機能が表示されるので、「Install」をクリックします。

私が既にインストール済なので「installed」となっていますが通常は「Install」です。

なお、「Install from URL」に下記URLを入力して直接インストールするこもできます。

GitHub - KohakuBlueleaf/a1111-sd-webui-lycoris: An extension for stable-diffusion-webui to load lycoris models.
An extension for stable-diffusion-webui to load lycoris models. - GitHub - KohakuBlueleaf/a1111-sd-webui-lycoris: An extension for stable-diffusion-webui to loa...

「Installed」タブに行き、「a1111-sd-webui-lycoris」が表示されていれば、正しくインストールされています。

拡張機能を反映させるため、リロードではなくWeb UIを再起動してください。

再起動後、「Generate」の下にある花札アイコンをクリックして「extra network」を開き、LyCORISというタブがあればインストールは完了です。

追記:ver1.6.0からは花札アイコンは消えてデフォルトでタブ表示になりました。ver1.6.0を使用している場合はLoRAのタブを開いてください。

Stable Difussion Web UIでLyCORISを使う方法

Web UIでLyCORISを使用するには、LyCORISのモデルデータが必要です。

なお、LoConやLoHaと表記されているモデルもありますが、それらも「LyCORIS」と同じ方法で使用できます。

LyCORISのモデルはcivitaiにてダウンロードできます。

lycoris Stable Diffusion AI Models | Civitai
Browse lycoris Stable Diffusion models, checkpoints, hypernetworks, textual inversions, embeddings, Aesthetic Gradients, and LORAs

今回は商用利用可能なギターのモデルをお借りしました。

まず下記URLから「Download」をクリックして、モデルをダウンロードします。

Guitars - Electric and Acoustic (Lycoris) - v1.0 | Stable Diffusion LyCORIS | Civitai
This model is trained on a dataset of about ~50 or so images of anime/illustrated guitars, both electric and acoustic. The goal is to allow the use...

ダウンロードしたモデルを「"stable-diffusion-webui\models\LyCORIS"」に移します。

Web UIを起動して花札アイコンをクリックし、「extra network」を開きます。

LyCORISのタブからモデルをクリックすれば、自動的にプロンプトの入力が可能です。

なお、LoRAと一緒でLyCORISを使用するときも「Trigger Words」が設定されている場合があります。

これはモデルのページにある詳細から確認可能です。

このモデルだと「acoustic guitar, electric guitar, guitar」というTrigger Wordsが設定されています。

Trigger Wordsと追加したいプロンプトを入力して、上手くギターが再現できていれば導入は成功です。

少し弦やフレットが歪んでいますが、LyCORISを使ってギターを持った女性の画像が生成できました。

使用モデル:https://civitai.com/models/10028/neverending-dream-ned

Stable Difussion Web UIでLyCORIS(LoCon・LoHa)を使う方法まとめ!

Stable Difussion Web UIでLyCORIS(LoCon・LoHa)を使う方法について解説しました。

まとめ
  • LyCORISって何?
  • Stable Difussion Web UIにLyCORISをインストールする方法
  • Stable Difussion Web UIでLyCORISを使う方法

LyCORISは2023年になってから開発された新しい技術なため、配布されているモデルはそこまで多くありません。

しかし、LoRAよりも学習性能が高く、より効果的にモデルを適応できるそうです。

今後LyCORISが主流になる可能性も0ではないので、LyCORISを使いたい方はぜひ試してみてください。

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