![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/Stable-Diffusion-12-1024x576.jpg)
Stable Diffusion Web UIで一度画像を生成し、別の画像を生成したいとき、一度書いたプロンプトを修正する必要があります。
「Prompts from file or textbox」はあらかじめ異なるプロンプトを書いておき、それを順に実行することが可能です。
今回はこの「Prompts from file or textbox」の使い方について詳しく解説していきます。
- プロンプトを組み合わせを同時に実行したい
- ファイルからプロンプトを読み込みたい
- Prompts from file or textboxの使い方がしりたい
なお、この記事はStable Diffusion Web UIがインストール済みの方が対象です。
インストールがまだの方はこちらの記事も参考にしてみてください。
Stable Difussion Web UI「Prompts from file or textbox」とは?
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/turn-on-gd66166f68_1280-1024x642.jpg)
Prompts from file or textboxは、入力したプロンプトを行ごとに実行できる機能です。
例えば以下のようなプロンプトでそれぞれの結果を得たいとき、通常は1つずつ入力して、書き換えながら生成を繰り返します。
・1girl,spring
・1boy,summer
・dog,autumn
・cat,winter
Prompts from file or textboxを使うと、これらのプロンプトを上から順に実行することが可能です。
1つずつ書き換えて画像生成するという手順を省けるため、生成効率が大幅に向上します。
Stable Diffusion Web UI「Prompts from file or textbox」の使い方
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/organization-g858d20eb6_1280.jpg)
それでは実際に「Prompts from file or textbox」の使い方について、解説します。
まず画面左下にあるscriptから「Prompts from file or textbox」を選択します。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/image-140.png)
「List of prompt inputs」というプロンプトの入力画面が表示されるので、ここにプロンプトを入力します。
改行で1行と認識されるため、改行しない限りカンマやスペースは、プロンプトとして認識されます。
行ごとにdog,cat,bird,fishを入力すると、それぞれの画像が1枚ずつ生成されます。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/スクリーンショット-2023-05-20-160534.jpg)
またfrom file~と書いてある通り、csvやテキストファイルから読み込むことも可能です。
例えば以下のように入力したテキストファイルを作成します。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/image-141.png)
これを「Upload prompt inputs」にドラッグ、またはクリックしてファイルを読み込めば、プロンプトが取り込めます。
![](https://ikuriblog.com/wp-content/uploads/2023/05/sample.gif)
なお、Prompts from file or textboxは、プロンプトを複数同時に実行できる機能であり、ネガティブプロンプトを行ごとに実行することはできません。
ネガティブプロンプトは、そのまま入力されたものが全ての画像に反映されます。
「Prompts from file or textbox」で設定できるオプション
Iterate seed every line
行ごとにシード値が1ずつ増加するオプションです。
通常シード値は、入力されたシード値を参照し、-1ならランダム、固定ならそのシード値が使用されます。
Iterate seed every lineにチェックを入れると最後の値が1ずつ増加するため、変動するシード値による結果を確認できます。
Use same random seed for all lines
全ての行に同じシード値を与えられるオプションです。
シード値を-1にしていても、こちらのオプションにチェックを入れると、全ての画像に同じシード値が使用されます。
「Prompts from file or textbox」の使い方まとめ
今回はPrompts from file or textboxの使い方について解説しました。
- Stable Difussion Web UI「Prompts from file or textbox」とは?
- Stable Difussion Web UI「Prompts from file or textbox」の使い方
- 「Prompts from file or textbox」で設定できるオプション
- Prompts from file or textboxでネガティブプロンプトは指定できない
異なるプロンプトを順番に実行することができるので、あらかじめ試したいプロンプトが決まっている場合は、生成効率を上げることができます。
またシード値が固定できるため、同じ人物の髪形や表情を変えながら生成することも可能です。
使い方次第で生成効率を上げられるので、いろいろ試行錯誤しながら使ってみてください。
コメント